ネットワークセキュリティ
大学では、学生一人一人に対してユーザIDとパスワードを発行しており、これによりみなさんは大学構内のパソコンを自由に利用できます。
しかし、いくら自由といっても、犯罪につながる行為をした場合には、学生の懲戒処分の対象になり、刑事事件としても罰せられます。
ネットワークを利用するにあたり遵守すべき事項をよく理解したうえで利用してください。
(1)アカウントを正しく管理する
〇自分のIDにかかるパスワードを他者にもらしてはなりません。
〇自分のIDにかかるパスワード(ネットワーク利用証を含む)は、他者の眼に触れないよう適切に管理しなければなりません。
〇他者のID、パスワードで本学ネットワークにログインしてはなりません。
〇本学のIDとパスワードの組み合わせを外部サービスのログインアカウントなどに流用してはなりません。本学のIDで登録する場合であっても、パスワードは本学のパスワードとは異なるものを使用してください。
(2)正規のソフトウェアを利用する
〇ソフトウェアについては、有償、無償に関わらず、正規のライセンスを正規の手続きにより利用しなければなりません。
(3)ネットワークの利用のしかた
〇本学のネットワークに接続する情報機器は、ルータ機能を使用することはできません。
〇PC、タブレット、携帯電話などの情報端末を本学ネットワークに接続する場合は、所定のセキュリティ対策ソフトをインストールしなければなりません。
〇本学のネットワーク資源を商業目的やアルバイトのためには使用できません。ただし、以下の場合を除きます。
・単なる連絡先として本学のメールアドレスを利用すること。
・商行為に関する教育研究の一環として教員の指導の下に行うもの。
(4)ウイルスに感染した場合にしなければならないこと
○本学のネットワークに接続した端末について、ウイルス感染が疑われる場合、直ちに端末をネットワークから切断して、指導教員、学務担当係又は情報基盤センターに連絡し、指示を仰いでください。
〇大学から、ウイルス感染の疑いがあるとの連絡を受けた場合は、速やかに大学からの指示に従ってください。
(5)個人情報をむやみに教えない
○あなたの個人情報が悪用される場合があります。また、懸賞やアンケートなどにも気軽にアドレス等を登録しないようにしましょう。
○パスワードは、コンピュータがあなたのことを“あなた”と識別するための唯一の方法です。それを他人に教えるということは、他人があなたになりすまして好き放題できるということです。
パスワードの管理を徹底し、定期的にパスワードを変更するよう心掛けましょう。
(6)興味本位で怪しげなサイトに近づかない
○サイトによっては、ホームページを閲覧しただけで、あなたのコンピュータを破壊するようなサイトもあるので、怪しげなサイトには近づかないようにしましょう。
(7)むやみにファイルをダウンロードしない
○意味も分からないままファイルをダウンロードして実行したところ、国際電話につながってしまい、多額の請求を受けたという事例が多々あります。
特に“.exe”という拡張子が付いたファイルは、何が起こるか分からない状態で実行することは絶対にやめましょう。
(8)ウェブ上のブログ等への書き込み注意
○ウェブ上のブログ等への書き込みは、人と人とのつながりの構築やコミュニケーションの手段として大変便利なものですが、不特定多数の人に閲覧されます。
安易な私的情報の書き込みが予想もしない結果を引き起こし、それにより思わぬ不利益を被る可能性があります。ブロク等への書き込みには細心の注意を払ってください。
(9)オンライン・ショッピングの利用は慎重に
○便利に気軽に利用できるネットショッピングですが、その反面、発注の相手と連絡が取れない、商品未着・返品等に関するトラブルが多く発生しています。
このようなトラブルに遭わないために以下の点に注意してください。
(1)ショップの住所や責任者名、特に電話番号を必ず確認し、表示に不備があるサイトと取引しない。
(2)支払い方法について、口座振込の前払いだけでなく、カード支払いや代金引換など複数用意されているショップを選ぶようにする。前払いだけのサイトはなるべく避ける。
(3)返品条件を必ず確認する。「気に入らなかった」「色が少し違う」等の理由でも返品できるか、事前に確認しておく。
(4)注文した内容、業者からのメールや確認画面は保存しておく。
(5)商品が届いたら、すぐ中身をチェックする。注文と違ったり、壊れていた場合は、すぐにショップに連絡する。
(10)フィッシング詐欺に遭わないために
○フィッシング詐欺とは、本物そっくりの偽メールや偽サイトを使ってユーザーをだまし、パスワードやクレジットカード番号、個人情報などを盗み取るオンライン詐欺の一種です。
次のような対策で被害に遭わないように注意してください。
1.怪しいメールに注意しましょう。IDやパスワードをメールで確認してきたらフィッシング詐欺だと考えてください。
2.電子メール本文中にあるリンクはクリックしないようにしましょう。メール本文中のリンクはフィッシングサイトに誘導される危険があります。
3.パソコンを安全に保ちましょう。フィッシングやスパムメール対策も含むセキュリティ対策ソフトウェアを利用しましょう。インターネットブラウザーには最新の修正プログラムを導入してください。
(11)SNS(Social Networking Service)の利用について
○友人との交流にツイッターやフェイスブックなどネットワークを利用する機会が多くなっています。
こうしたサービスの利用にトラブルはつきものです。個人情報につながるものをネットに流すと不特定多数にその情報を公開することなり、トラブルが発生する可能性があります。ネットに書き込む際は、その内容が大勢の「不特定多数」に見られるということを意識しましょう。一度拡散してしまった情報は、あなたの意思にかかわらず消去できなくなってしまいます。
○ネットワークマナーブック(情報基盤センター)をよく読んでおいてください。