著作権保護・不正防止(カンニングは厳しく処分されます)
著作物は、著作物を創作した者に「著作権」という権利が与えられ、無許諾利用等を防止できるようその権利が保護されています。
一方で、公益性の高い利用等、広くその活用の道を開いて社会一般の利用に供されてもいます。
大学においても、著作権は保護されなければならず、これを犯すものは罰せられます。
(1)授業、答案、レポート、卒業論文にも著作権がある
山口大学の授業は、勝手に録音・録画することは許されません。授業中に配付された資料も勝手にコピーして第三者に与えることは許されません。
友人の作成した試験答案やレポート、卒業論文はその人の著作物であり、写して自分のものとして提出することは許されません。
(2)カンニングは50日間の停学処分を科され、留年することになる
カンニングは、隠し持ったメモや他人の答案を見るなどして不正に答案を作成するような行為であり、定期試験の答案作成に限らず、レポート作成における不正行為もカンニングに相当します。
カンニングでは、その行為を行ったものが50日間の停学処分を科されます。その学期のすべての試験が無効となり、結果としてその学生は留年することになります。
大学は学生の学習成果を評価してその学生の単位を認定します。卒業資格を認定することは大学教育のもっとも重要な責務であり、学生一人一人の成績を厳格に正しく評価することで果たすことができます。
カンニングは、教員による厳格な評価を妨げる行為であり、大学教育の根幹を脅かす極めて悪質な行為になります。
こうした行為により、真面目に試験を受験している学生の評価が貶められたり、教員による厳正な評価がゆがめられたりすることは許されることではありません。