【開催報告】2022年度第2回「ガクセイ社会科見学(バスツアー)」を開催しました!
2023年2月10日(金)に第2回「ガクセイ社会科見学」を開催し、13名の学生が参加しました。
今回の「ガクセイ社会科見学」では、干拓地に拡がる田園地帯や海などの豊かな自然とセメントを中心とした産業が調和する街・山陽小野田市と、大陸の玄関口として古くから栄えてきた山口県最大の都市・下関市を訪れました。
最初に、山陽小野田市の地元企業・NJコンポーネント株式会社を訪問しました。
前半は、会社の会議室で日清紡グループの概要説明をはじめ、企業説明や製品紹介等が行われました。技術部の大山翔也さん(山口大学工学部OB)からは、会社で生産している製品がスマートフォンやパソコン、自動車やAEDといった様々な電子機器に使用されていること等をご紹介いただいたほか、ご自身の1日の業務スケジュールや就職活動での体験談もお話しいただきました。
後半には、敷地内にある工場を見学しました。原材料が様々な工程を経て製品として形になり、出荷の準備ができるまでの一連の流れを見学することができました。ここで生産された小さな製品の一つ一つが、私たちの便利な生活を見えないところで支えていることを知り、そんな会社が山口県にあることを誇らしく思いました。
続いて、同じく山陽小野田市にある株式会社花の海を訪問しました。
会社に到着後、ランチミーティング形式で、会社の説明を聞きながら昼食をとりました。昼食には、敷地内のレストランで実際に提供されているパスタランチをご用意いただき、農場や地元の農家の方が生産された野菜を使った料理を味わうことができました。
昼食の後は、入社2年目の吉松耕平さんから学生時代や入社後の体験談をお話しいただきました。インターンシップが入社の決め手になったことや、先輩社員に相談しやすい良好な関係を築くことの大切さ等、とても参考になるお話を聞くことができました。
最後に、敷地内を見学しました。一般の来場者では見学できない花苗ハウス等、普段は見られない企業の裏側を見ることができた貴重な時間となりました。
続いて下関市の観光名所「唐戸市場」を訪れ、自由時間としました。市場やカモンワーフ、赤間神宮等、参加者は思い思いの場所に行って自由時間を楽しんでいました。
最後に、下関市の地元企業・林兼産業株式会社を訪問しました。
前半は会議室で、人事課の小村 知之さん(山口大学農学研究科(現・創成科学研究科)OB)から企業説明や製品紹介等をしていただきました。フィッシュハムやソーセージといった食卓でよく見かける製品の他に、化粧品やサプリメントの原料となる機能性素材、介護食、魚用の飼料を製造していることは、初めて知った参加者も多かった様子でした。
後半は、引き続き会議室で工場見学を疑似体験しました。新型コロナウイルスの影響で工場内に立ち入ることができない代わりに、工場内を実際に見て回る形式の動画を事前に作成していただき、そちらを視聴しました。動画には、工場に入る前の準備としてローラーがけや入念な手洗い、エアシャワー等を実施する様子も収められており、よりリアルな疑似体験ができたのと同時に、そういった厳しい手順を踏むことによって私たちの食の安全が守られていることを実感しました。
≪参加した学生の感想≫
・知らなかった企業について、雰囲気や詳細を知ることができた。
・いろんな職業について詳しく知れたし、イメージをもちやすくなった。また、今後の就職活動に生かせそうだと思った。
・企業の方の説明が丁寧で、非常に分かりやすかったので、工場や企業の見学を楽しめた。
・農業、食品の分野に興味があり、JOBフェアで知って以来気になっていた企業に訪問できると知り参加を決めた。大学1年ということもあり農業、食品の分野の業界の中でもやりたいことが定まっておらず、違う分野も含めて様々な企業を訪問して自分のやりたいことを考えたいと思っており、それを達成できた。
今後も、学生の皆さんに山口県の魅力をたくさん知ってもらえるようなイベントを企画してまいります。
<お問い合わせ先>
窓口:山口大学地域未来創生センター・若者定着促進室
担当:重松、山田、五島
TELi:083-933-5477 E-MAIL:wakasoku@yamaguchi-u.ac.jp