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2025.11.20

*お知らせ*人類の脳疾患治療に革命を!山口大学発スタートアップ株式会社ADDVEMOが本格始動

 脳疾患治療の新時代を切り開くため、令和6年10月7日に山口大学から誕生したスタートアップ企業「(株)ADDVEMO (アドビーモ)」が、独自のヒト血液脳関門(BBB: Blood Brain Barrier)のモデルキット「cuBe kit(キュービーキット)」を柱とした事業を本格的に開始すると発表しました。

 山口大学大学院医学系研究科及び細胞デザイン医科学研究所に所属する竹下幸男教授らは長年の独創的な研究の結果、世界初となる三層構造を持つ高性能ヒト脳血管モデルキットcuBe kitを開発しました。竹下教授(神経・筋難病治療学講座)、富永直臣助教(病態検査学講座)はこの研究成果をもとに脳創薬開発を加速させるため、昨年10月に山口大学発スタートアップ企業となる(株)ADDVEMOを設立しました。この度宇部市からの補助を受けて、宇部市における脳創薬の開発と製造の拠点化を目指すプロジェクトを本格的に開始することを発表するため、関係者出席のもと、宇部市役所にて合同記者会見を開催しました。

 合同記者会見では(株)ADDVEMOの代表取締役でもある竹下教授より、本プロジェクトにおいてcuBe kitの製造販売に加えて製薬企業との受託研究、さらに自社でのcuBe kitを用いた認知症の脳創薬開発の事業計画について説明がありました。これらの事業を通して将来的には宇部市における脳創薬開発による産業発展と脳疾患をはじめとする病気を治せる世界を実現することで、宇部式地方創生を目指したいと抱負が述べられました。

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