研究者裾野拡大を目的としたオンライン座談会「研究者の未来が面白い! vol.2」を開催しました

10月1日(土)に高校生や大学生、保護者等を対象として研究者の裾野拡大を目的とした「研究者の未来が面白い! Vol.2」を、昨年度に引き続きオンラインで開催しました。

日本では女性研究者の割合は年々増加していますが、諸外国と比べると未だ低い状況にあります。科学技術の進歩のためには、多様な視点や発想を取り入れることが重要であり、女性研究者を増加することは喫緊の課題だと言えます。
女性研究者の増加のためには、女性研究者の裾野拡大、育成が大切です。そこで、このイベントは、学生の研究に対する興味や関心を早い段階から高め、将来の職業選択肢の一つに研究者を加えてもらうことを目的としています。山口県内の教育機関や企業、公的機関等、地域のさまざまな組織で活躍されている女性研究者による座談会を通じて、研究者自身が感じている研究の面白さや研究者になろうと思ったきっかけなどを知ることができるイベントです。

イベントは教育機関の研究者の座談会、企業等の研究者の座談会、チャットでの質疑応答の三部構成で、小・中・高校生から大学生・大学院生までの学生や保護者・一般の方もあわせて県内外から135名が参加されました。

参加者からは、「『こんな世界もあるんだ』と身近に感じるようになりました」「さまざまな視点から研究者について知ることができて良かった」「自分の好きなことを突き詰める職業は素敵だと思いました」「具体的なお話が聞けたことで、これまでの研究者のイメージがだいぶ変わりました」「女性研究者になるビジョンが少し見えた気がします」などの声が寄せられ、多くの参加者から好評をいただきました。

本イベントでは、山口県内に幅広い分野で活躍している女性研究者がいること、そして、それぞれの研究者がやりがいを感じて研究を行っていることなどを知っていただくいい機会となりました。ダイバーシティ推進室では、今後も、いろいろな分野で多様な視点を取り入れるべく、多様性を促進するための活動に取り組んでいきます。

 

○教育機関の研究者の座談会
ファシリテーター:山口大学 副学長 鍋山祥子
パネリスト参加機関:山口東京理科大学、宇部工業高等専門学校、山口大学

○民間企業の研究者の座談会
ファシリテーター:社会保険労務士事務所Kオフィス 特定社会保険労務士 澤江惠子
パネリスト参加機関:UBE株式会社、株式会社トクヤマ、山口県産業技術センター

一覧へ戻る