会長挨拶
令和8年度会誌の発行にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
令和7年度より山口地区化学工学懇話会会長を務めさせていただき、1年が経過いたしました。この間、会員の皆様をはじめ、大学、企業、行政など関係各位から多大なるご支援、ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。本年度も引き続き会長として活動してまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、化学産業を取り巻く環境は、引き続き大きく変化しております。世界的なエネルギー・資源価格の変動に加え、昨今の中東情勢、特にイランを巡る情勢の緊迫化やホルムズ海峡の封鎖問題は、エネルギーや原材料の安定供給に対する懸念を一層高めています。化学産業は、社会のさまざまな分野を支える素材や製品を供給する重要な産業であり、こうした環境変化に柔軟に対応しながら、安定操業と持続的な事業活動を両立していくことが求められています。
山口地区化学工学懇話会は、産学官の枠を越えて知識や経験を共有し、新たなつながりを育む場として長年活動を続けてまいりました。講演会や見学会、技術交流を通じて得られる気付きや人的ネットワークは、個々の技術者や研究者の成長のみならず、地域産業全体の発展にも大きく寄与しているものと確信しております。
また、今後の地域産業の発展には、次代を担う若手技術者や学生の育成が欠かせません。技術や知識を継承するとともに、多様な価値観や新しい発想を積極的に取り入れ、世代や組織の垣根を越えた交流をさらに活発にしていくことが重要です。本懇話会が、そのような人材の成長を支え、新たな挑戦を後押しする場であり続けることを期待しております。
結びに、本懇話会の活動にご理解、ご協力をいただいております会員の皆様、ならびに関係各位に改めて感謝申し上げますとともに、引き続き会長任期を務めてまいります。皆様の変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。併せて、会員の皆様のご健勝とご活躍、そして山口地区化学工学懇話会のさらなる発展を心より祈念し、巻頭のご挨拶といたします。