会長挨拶 令和5年度、同6年度の山口地区化学工学懇話会会長を仰せつかっております協和キリン株式会社の木坂でございます。懇話会冊子発行に際して、一言ご挨拶を申し上げます。 ポストコロナ体制に入りました令和5年度より、当懇話会のメイン活動の一つである「企業見学会」について再開させていただいており、本会も回を重ねるたび、より活気づいてきていると実感し、非常に嬉しく思っております。関係者の皆様方におかれましては、ご準備、感染対策等へのご協力、誠にありがとうございます。今後も、状況に応じた対策を講じながら懇話会活動全般をより活性化して参りたいと考えております。 化学工学は、私たちの生活に欠かせない重要な分野であり歴史も長いですが、他分野と同様、我々を取り巻く環境、また産学官を取り巻く環境が大きく、急速に変わってきていると感じております。中でも、「持続可能なプロセスと緑化学」、「プロセスインテンシフィケーション」、「ナノテクノロジーの応用」、「プロセスシミュレーションとデータ解析」、「バイオテクノロジーと化学工学の融合」等、数多くの新しい分野が注視され、また、深化されている状況と考えます。 また近年、山口県では産業の多様化と共に、環境保護や資源の有効活用など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが活発に進められています。その中でも化学工学は、新たな技術やプロセスの開発を通じて、地域経済の発展を支える重要な役割を果たしています。 私たちの懇話会では、「山口地区における化学工学に関する学術・技術の発展のために、産・学・官の交流を図ること」を目的とし、積極的に知識と情報を共有し、若手の育成、技術の進歩と持続可能な発展に貢献しております。また、会員の皆様にとっても、この懇話会が専門知識の向上やネットワーキングの場として大変有益なものとなっていると確信しています。 このように環境が大きく、また急速に変わっている中ですので、我々懇話会の活動のより一層の活性化が望まれていると考えます。懇話会会長として身の引き締まる思いであり、大変微力では御座いますが、引き続き、尽力して参りますので、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。 ポストコロナという大変難しい舵取りが要求される環境の中ではありますが、本懇話会の益々の発展、ならびに会員の皆様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げまして、挨拶といたします。 以  上 山口地区化学工学懇話会 会長 木坂 博和 ▲ このページのトップへ