About us

Greeting

 新結晶成長学研究室は2023年度からスタートしました(前身:結晶工学研究室)。結晶は化学薬品(化学)、医薬品(医療)・農薬品(農業)、素子材料(材料科学)、触媒(化学)、鉱物資源(地球科学)、光学材料(光学)、半導体(電子工学)、食品(食品科学)などあらゆる材料の基本となります。結晶化を理解し、制御するということは社会に有用な結晶性材料を安定的に供給するということと同義です。そればかりでなく、結晶化は世界共通の長期目標であるカーボンニュートラルの達成に結晶化は鍵となる現象ですので、その理解は極めて重要です。一方、結晶は生きていると思うほどダイナミックに振る舞うため、結晶成長の顕微鏡観察は非常に面白いです。私たちは結晶化の本質をしっかりとつかみ、結晶化を科学する結晶成長学を基軸として、新しい学問の構築を目指します。永年の未解決問題の解明や新しい現象を発見し、新しい結晶化技術を確立すべく、未踏の領域に積極的に挑戦します。分野を問わず様々な研究者・企業様とコラボレーションできればと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。

麻川写真

研究室主宰者 麻川 明俊

Policy

新しい結晶成長学を提案します。
 我々の研究室では、結晶成長学、結晶工学、高圧科学、晶析をキーワードとして、結晶成長の真理を追求しています。
高度な光学技術を駆使した極限環境でのその場観察を武器として、「従来の枠組みに捕らわれない」をモットーに、新しい手法で実験を行い、永年の未解決問題を解明し、新しい現象を発見します。得られる知見を巧みに活用し、社会に新しい結晶成長エンジニアリングを提案します。

目の前の課題に対し自分でマネージメントし、前に進めることができる人材を輩出します。
 特別なことができなくとも、自主的にやれる力、相談する力、計画を立てる力、必要なものを見極める力を養ってもらうよう努めています。結晶成長学の素養を養ってもらいます。

失敗は未来の自分の糧となる(学生の皆さんへ)
 成功体験が学生の皆さんの社会での活躍につながると確信しています。しかしながら、いきなり実験で成功することはありません。たくさん失敗・ミスをして、それを糧に小さな成功につなげてほしいと思っています。成功の積み重ねが大きな成功になります。皆さんの失敗を受け入れて研究指導をしていきます。結晶成長の面白い研究を一緒にやりましょう。