共創科学専攻
概要
複雑で変化の著しい現代社会のうちに課題や可能性を見出し、その背景要因や構造を明らかにし、問題を解決したり新しい価値や仕組みを創出したりするには、多様な専門分野が共同し、その知を統合すること、すなわち「総合知」の活用が不可欠です。本専攻では人文知や科学知をはじめとする総合知を、統合的思考や分析的思考など異なる思考方法の組み合わせによって活用し、新しい文化的価値の創出や社会システムの設計ができる人材を育てます。
ポリシー
コース紹介
人間文化創造プログラム
人間文化創造プログラムは潜在的ニーズを掘り起こし時代を先取りする表象文化の創出を目的としたプログラムであり、本プログラムに「多文化共生コース」「表象文化・デザインコース」の2コースを置く。
多文化共生コース
言語文化に関する伝統的な知識を基盤としつつも、異分野の方法論を組みあわせた複数の手法を用いて、多様な言語や文化が錯綜し融合し時には対立する現代社会の把握とその様々な課題の解決に取り組みます。そのために、人類学や言語コミュニケーション、人材育成関連の学問領域を学びます。
表象文化・デザインコース
現代社会や地域社会が抱える課題を深く分析し、アートやデザイン、アーカイブを切り口としてそれらの問題の解決を行うために、表象文化および表現・創作系の学問領域を学びます。
人間社会創造プログラム
人間社会創造プログラムは、自然・社会環境の現状把握と将来予測に基づく社会設計を目的としたプログラムであり、本プログラムに「データ理解・活用コース」「人間社会・環境コース」の2コースを置く。
データ理解・活用コース
データを収集・解析し、問題の原因を探ると共に新しい価値や様々な社会問題の解決を導きだすために、統計学やプログラミングなどのDX関連の学問領域を学びます。
人間社会・環境コース
多様な視点から物事を捉えることにより地域社会の現状と将来の課題の原因や解決法を導き出すために、環境科学、健康科学、社会科学等の分野について基礎から応用にわたる幅広い学問領域を学びます。