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島津製作所、花王、協同乳業、山口県、山口市と山口大学による 「高齢者の健康づくり等をテーマとした地域コホート研究連携に関する合意書」を締結、医学部に「社会連携講座」を設置しました

 山口大学は、山口県、山口市、株式会社島津製作所、花王株式会社、協同乳業株式会社との6者による「高齢者の健康づくり等をテーマとした地域コホート研究連携に関する合意書」を締結し、共同事業の推進主体として、本学医学部に「社会連携講座」を設置しました。
 本合意書は、山口大学、山口県、山口市、島津製作所の4者により、2018年12月に締結した「健康づくり等をテーマとした技術連携に関する基本合意書」に基づき、新たに花王及び協同乳業の参画を得て高齢者の健康づくり等をテーマとした地域コホート研究の実施のために締結されたものです。
 8月19日(水)、山口県庁において行われた締結式には、岡正朗 学長、村岡嗣政 山口県知事、渡辺純忠 山口市長、オンラインのリモートにより島津製作所 上田輝久 代表取締役社長、花王 長谷部佳宏 代表取締役専務執行役員、協同乳業 後藤正純 代表取締役社長が出席しました。6者による合意書へ署名の後、山口県、山口市及び各社から、本共同事業に対する期待などが述べられ、岡正朗学長は「企業、自治体、及び大学がそれぞれの強みを持ち寄り、一体となって共同事業が展開されていくことを期待する。本研究の成果が、高齢化に対応した健康寿命の延伸に結びつくように、大学をあげて全力で取り組みたい」と意気込みを示されました。その後、篠田晃医学部長より社会連携講座の概要について説明が行われました。
 同講座は、高齢者の介護予防、加齢性疾患の抑制、生活習慣病と腸内フローラとの関連性などをテーマとした地域コホート研究の実施を担い、そこで得られる多大なデータを用い、2018年4月に設置されたAIシステム医学・医療研究教育センター(AISMEC)と連携してAIによる多階層分析を行います。本研究により産学官の連携がさらに強化されるとともに、高齢者の介護予防と健康寿命の延伸が期待されます。

本合意書における取組み項目
・高齢者の介護予防、加齢に伴う認知機能・移動機能などの低下予防に対する生活習慣や腸内フローラの関係性についての検証等をテーマとした山口県における地域コホート研究を実施する。
・研究を推進するため、山口大学医学部内に社会連携講座を設置する。

社会連携講座の概要
【講座名称】 高齢者の健康づくり等をテーマとした地域コホート研究講座
【設置期間】令和2年8月19日~令和5年3月31日
【主担当講座】大学院医学系研究科 公衆衛生学・予防医学講座
【主協力施設】AIシステム医学・医療研究教育センター
【研究内容】
 ・高齢者の介護予防
 ・加齢に伴う認知機能・移動機能などの低下予防に対する生活習慣や腸内フローラの関係性についての検証
【実証場所】山口市阿知須地域

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