このたび、医学系研究科保健学専攻地域・老年看護学講座の河村敦子講師が、第１８回杉田玄白賞奨励賞を受賞しました。
　杉田玄白賞は「食と医療」「食と健康増進」「食育と地域活動」の３つのテーマで進歩的な取り組みや研究を行っている団体や研究者を表彰するもので、今年は杉田玄白賞の該当者はなく、奨励賞に２名の研究者が選ばれました。
　河村講師は企業との共同研究により、これまで日本国内ではあまり検証されていなかった米国で開発されたDASH食事療法を和食にアレンジしたDASH食事療法（DASH-JUMP）を考案し、その優れた血圧降下作用および高血糖や悪玉コレステロールなどの生活習慣病指標の改善効果を検証しました。また高血圧治療の専門家からも高く評価される学術誌Hypertension Researchに論文が掲載されるなど、研究成果を世界に向けて発信していることが評価されました。