山口大学医学部 医学部

平成30年度動物慰霊祭を行いました

 9月20日(木)医学部総合研究棟S1講義室において、平成30年度動物慰霊祭を行いました。この動物慰霊祭は、医学・医療の発展のために犠牲となった実験動物の御霊への感謝と鎮魂のために、毎年、動物愛護週間(9月20日~26日)に合わせて行っているものです。教職員や大学院生など約120名が参列し、実験動物の御霊に対し感謝の意が捧げられました。
 慰霊祭では、谷澤医学系研究科長から、人類のため崇高なる犠牲となった動物の御霊に対して、生命科学・医学の長足の進歩には実験動物から得られた情報が大きく貢献していると感謝の言葉が述べられました。続いて、動物使用者を代表して救急・総合診療医学講座の小田准教授から、今日の医学、生命科学の進歩は、実験動物の貴重な犠牲の上に得られたものであると深く認識する必要がある。動物実験の3Rの倫理原則を遵守するとともに、動物たちの貢献で得られた情報を尊重し、広く公表する責務を果たすことが実験動物への弔いであると慰霊のことばが述べられました。
 また、生命科学実験施設の村田施設長から、平成29年度における実験動物の使用数、研究の状況、生命科学実験施設の利用状況等が報告されました。
 続いて、動物を使用した実験に基づき発表された優秀な論文に対する「いのちのために[動物使用委員長賞]」の受賞式の後、参列者全員による献花が行われました。

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