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血液脳神経関門先進病態創薬研究講座の竹下幸男研究代表が宇部市長を表敬訪問しました

 令和5年2月8日(水)、血液脳神経関門先進病態創薬研究講座の竹下幸男研究代表 (大学院医学系研究科臨床神経学講座助教)が、令和4年10月に経済産業省主催の「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2023」において、アイデアコンテスト部門優秀賞を受賞したことを報告するため、篠田医学部長、病態検査学講座富永助教と共に宇部市長を表敬訪問しました。
 JHeCは、ヘルスケア分野の課題解決に挑戦している優れた個人・団体・企業等の表彰を通して社会の認知度を上げ、ビジネスマッチングの促進等を目指すことを目的に2015年度から開催されています。竹下研究代表は、「脳創薬のgame-changerとなるヒト血液脳関門モデルサービスの事業化」についてプレゼンを行い、上位3名に与えられる優秀賞を受賞しました。
 竹下研究代表は、独自開発したヒト血液脳関門モデルを使ってこれまで多くの製薬企業と共同研究を行い、視神経脊髄炎の新薬の上市に貢献するなどの成果を上げており、2021年には複数の製薬会社と共同研究コンソーシアムを構築し、共同研究講座を開設しました。現在、JST 大学発新産業創出プログラムSTART、やまぐち産業イノベーション補助金、宇部市成長産業協議会等、国・地方自治体の重要推進事業に認定されており、ヒト血液脳関門モデルを使った大学発ベンチャーによるビジネス化の計画を進行しています。
 竹下研究代表は、「一人の力ではなく、富永助教をはじめとする周りのサポートがあっていただけた賞。この受賞を契機に、自分の開発したものを商品化して世の中に広めていくことで、多くの治療薬の誕生に貢献していきたい」と今後の抱負を述べました。

(参考)ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2023
    https://healthcare-innohub.go.jp/jhec2023

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