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研究成果/活動報告 result

2023年10月3日

2023年度シンポジウムを開催しました。

去る921日(木)午後1時から,2023年度シンポジウムを開催しました。 

本プロジェクトメンバー4名の研究成果発表に加え,プロジェクト共同研究者梅澤泰史先生(東京農工大),および多田安臣先生(名古屋大),本庄三恵先生(京都大),工藤洋先生(京都大),松下智直先生(京都大)をお招きして,幅広い話題で最先端の研究成果をご紹介いただきました。 

教員(演者含む)15名,学生・院生44名の参加があり,活発な議論が交わされました。

2023年10月3日

Scientific Reportsに論文が掲載されました。

妻鹿良亮准教授らの研究グループによる論文がScientific Reports誌に掲載されました。コムギ種子は成熟過程で乾燥ストレス受けると、種子が縮小しその原因がデンプン粒、種子貯蔵タンパク質の蓄積不全であることが知られていました。そこで、トランスクリプトーム、メタボローム解析を行い、代謝パスウェイ解析によって特定のアミノ酸合成経路が関わることが判明し、そのアミノ酸が種子貯蔵タンパク質と密接に関連することが判明しました。 

 

日本語の要約は下記の山口大学HPのプレスリリース記事をご覧ください。下記ページに論文URLの記載もございます。 

https://www.yamaguchi-u.ac.jp/weekly/25729/index.html 

2023年9月4日

第8回植物科学研究交流会を開催しました。

 学内の植物科学研究に携わる研究者を集め、毎年定期的に行っている植物科学研究会を829日に開催しました。主に学生のプレゼンテーション経験の場として利用されており、今回は8件の口頭発表われました。いずれもそれぞれの研究室の特色を生かしたユニークな発表ばかり、基礎的な研究から実用に近い作物の研究まで幅広い内容の研究発表が行われ、分野を超えた活発な議論が行われました。

2023年7月30日

冨士彩紗さんが中国四国植物学会大会において優秀発表賞を受賞しました。

大学院創成科学研究科ライフサイエンス系専攻(植物細胞シグナル学研究室博士後期課程)の冨士彩紗さんが、202351314日に開催された第79回中国四国植物学会大会において、優秀発表賞を受賞しました。冨士さんは植物の気孔が光に応答して開く際の駆動力形成機構について、新たな重要メカニズムを発見しました。その研究成果とプレゼンテーションが高く評価され、このたびの受賞となりました。

今回の受賞に対して冨士さんは、「この度は優秀発表賞を頂きたいへん光栄に思います。学部生のころからの研究がようやく実を結び、評価されたことが非常に嬉しいです。この受賞はひとえに、一から丁寧にご指導くださった武宮先生や、笑いあいながら時に厳しく支えてくれた研究室の皆さま、また研究に集中できるようにどんな時も支えてくれた家族がいてくれたからだと思います。よりいっそう研究に励み、植物のもつ面白い分子制御メカニズムを発見していきたいです。」と述べています。

冨士さんの益々の活躍が期待されます。

2023年6月19日

第5回植物科学セミナーを開催しました。

6月14日にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zürich)よりDiana Santelia博士をお招きし、「Starch metabolism in stomatal guard cells」と題して、第5回植物科学セミナーを開催しました。

植物は光合成によって産生する主要な貯蔵炭水化物であるデンプンを成長のためのエネルギー源として利用するだけでなく、そのデンプンの代謝産物を絶えず変化する外部・体内環境に適応し、最適な成長へ導くためのシグナルとしても利用しています。Santelia博士は、気孔を構成する孔辺細胞を主要な研究対象として、デンプン動態の制御機構やその代謝産物の機能について、分子・細胞レベルからその進化的側面についてまで、幅広く研究されています。最新の知見を織り交ぜながら、食糧問題解決に光を照らす力強い内容に、参加者は深く聞き入っていました。理学部および農学部から50名以上の教職員・学生が参加し、セミナー後も白熱した議論が続きました。

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