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研究成果/活動報告 result

2023年6月19日

第5回植物科学セミナーを開催しました。

6月14日にスイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zürich)よりDiana Santelia博士をお招きし、「Starch metabolism in stomatal guard cells」と題して、第5回植物科学セミナーを開催しました。

植物は光合成によって産生する主要な貯蔵炭水化物であるデンプンを成長のためのエネルギー源として利用するだけでなく、そのデンプンの代謝産物を絶えず変化する外部・体内環境に適応し、最適な成長へ導くためのシグナルとしても利用しています。Santelia博士は、気孔を構成する孔辺細胞を主要な研究対象として、デンプン動態の制御機構やその代謝産物の機能について、分子・細胞レベルからその進化的側面についてまで、幅広く研究されています。最新の知見を織り交ぜながら、食糧問題解決に光を照らす力強い内容に、参加者は深く聞き入っていました。理学部および農学部から50名以上の教職員・学生が参加し、セミナー後も白熱した議論が続きました。

2023年6月19日

第4回植物科学セミ ナー を開催しました。

5月19日にミシガン州立大学のGregg Howe教授をお招きし、農学部大講義室にて第4回植物科学セミナーを開催しました。セミナータイトルは「Hormones from lipids: Molecular mechanism of jasmonate signaling」でジャスモン酸シグナル伝達経路のJAZタンパク質とCOIタンパク質の相互作用制御機構に関する成果を披露いただきました。農学部および理学部から50名以上の教職員学生が参加し、活発な質疑応答がなされました。

2023年5月18日

第3回若手の会を開催しました。

516日に、植物ロバストネス第3回若手の会を開催しました。若手の会は、若手の研究者育成の一環として、本プロジェクトに参加する学部生、大学院生が研究室・分野の垣根を超えた繋がりを形成することを目的として、博士課程大学院生が中心となって開催しています。

昨年度まではコロナ禍の影響もあり対面での交流制限されおり、研究室の枠を超えた広いつながりの機会が満足に得られずにいましたようやくその影響も緩和したため今回初めての試みとして、4研究室総勢40人弱が一同に会し、ポスター発表での研究交流を行いました。20題ものポスター演題が集まり、参加した学生たちは、初めて顔を合わせる人ばかりで最初は緊張した面持ちでしたが、次第に打ち解けて活発で白熱した議論を行うことができました今後も山口大学の若い力でわたしたちの研究を盛り上げていけるよう、定期的な交流の場を設ける予定です。

2023年2月27日

Nature Communicationsに論文が掲載されました。

筑波大学杉本貢一助教、松井健二教授と静岡大学グリーン科学研究所等との共同研究「植物間コミュニケーションによって、植物が将来起こり得る被害から身を守る仕組みを解明―香り物質を、身を守る配糖体に変換する酵素遺伝子を発見―」に関する論文が2023年2月8日付けでNature Communicationsに掲載されました。

ジャーナルの論文ページ

https://www.nature.com/articles/s41467-023-36381-8

山口大学および関連機関によるプレスリリース記事

https://www.yamaguchi-u.ac.jp/wp-content/uploads/2023/02/23022401.pdf

2022年12月15日

第14回中国地域育種談話会を開催しました。

121011日の2日間の日程で、第14回中国地域育種談話会(世話人:妻鹿助教)を開催しました。

本会は中国地方の育種研究の活性化のために、中国地域の育種学会員が毎年輪番で開催する研究交流会です。今年は山口大学の番となり山口大学吉田キャンパスの大学会館にて開催されました。特別講演として本学大学院創成科学研究科の武宮准教授、松井教授、総合科学実験センターの真野教授および九州大学大学院農学研究院の風間智彦准教授にご登壇いただきました。多様なバックグラウンドを持ち、育種分野外の講師の発表にも関わらず、会場から多くの質問があり、育種の分野を超えた研究交流が行われました。また、今回は6件の口頭発表、30件のポスター発表の応募があり、そのほとんどが学生からのエントリーとなりました。若い研究者が積極的に参加することで活気あふれる会になり、研究交流だけでなく、学生同士の交流も進み、盛況のうちに閉会しました。

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