令和6年度「山口県中学生パブリック・ディベート大会」を開催しました
令和6年7月28日(日)に,小郡令和にあるKDDI維新ホールで「山口県中学生パブリック・ディベート大会」を開催し,山口県内7校から約70人が参加しました。この大会は,次世代を担う県内の中学生を対象とした環境学習の一環として,カーボンニュートラルへの理解と思考法・発想力を高めることを目的に,本学が山口県環境生活部環境政策課からの受託研究として実施しました。
パブリック・ディベートとは,聴き取りやすく,理解しやすいスピーチを行い,社会の問題を解決することについて討論するゲームのことです。このようなディベートを行うことによって,社会の一員としてよりよい社会の考察を深め,脱炭素社会の実現に寄与できる人材の育成を目指します。
当日は,3人から6人で1チームをつくり,2050年のカーボンニュートラルの実現に関して,先行と後攻に分かれて意見を発表し,審判による解説と作戦タイムを挟んで意見を交換し,最後にチームごとに意見の再提案を行い,複数の審判が中立の立場から試合評価とチーム評価の2つにより評価の判定を行い勝敗を決定しました。
大会後のアンケートにおいては,「パブリック・ディベート大会に参加することで議論すること自体への認識に変化はありましたか。」の質問に対して,「変化した48%」「どちらかといえば変化した25%」,「パブリック・ディベート大会に参加することで社会の問題に対しての関心が高まりましたか。」の質問に対して,「高まった58%」「どちらかといえば高まった37%」と回答があるなど,高い効果を得ることがわかりました。
夏休みの暑い1日でしたが,大会会場は参加者の熱いディベートで,更にヒートアップしました。12月には小学生大会を計画していますので,関係者一同,参加をお待ちしております。
中学校2・3年生の部決勝戦
謙信チーム(山口大学教育学部附属山口中学校)とNODAチーム(野田学園中学校)