令和6年度「山口県小学生パブリック・ディベート大会」を開催しました

令和6年12月8日(日)に,KDDI維新ホールで「山口県小学生パブリック・ディベート大会」を開催し,山口県内から約70人の小学生が参加しました。この大会は,次世代を担う県内の小学生を対象とした環境学習の一環として,カーボンニュートラルへの理解と思考法・発想力を高めることを目的に,本学が山口県環境生活部環境政策課からの委託を受けて実施しました。

パブリック・ディベートとは,聴き取りやすく,理解しやすいスピーチを行い,社会の問題を解決することについて討論する手法のことです。このようなディベートを行うことによって,社会の一員としてよりよい社会の考察を深め,脱炭素社会の実現に寄与できる人材の育成を目指します。

当日は,中学年の部(3・4年生)と高学年の部(5・6年生)にわかれて,3人から6人で1チームをつくり,「脱炭素社会実現に向けてわたしたちは何をすべきか」のテーマで,先攻と後攻に分かれて提案を発表し,審判による解説と作戦タイムを挟んで意見を交換し,最後にチームごとに再提案を行い,複数の審判が中立の立場から試合評価とチーム評価の2つにより評価の判定を行い,勝敗を決定しました。

大会後のアンケートでは,「パブリック・ディベート大会に参加することで環境問題に対しての関心が高まりましたか」の質問に対して,「高まった」「どちらかといえば高まった」の回答が97%,「パブリック・ディベート大会に参加することで今後の環境問題に対して行動は変化すると思いますか」の質問に対して,「変化する」「どちらかといえば変化する」の回答が91%にのぼり,高い効果を得ていることがわかりました。

「ディベートそのものが初めて」と語る参加者も多くみうけられましたが,小学生とは思えない見事な議論が行われました。

中学年の部・優勝 未来チーム
(附属山口小学校)

高学年の部・優勝 たたうおチーム
(合同チーム)