令和7年度「山口県中学生パブリック・ディベート大会」を開催しました

令和7年8月2日(土)に,KDDI維新ホールで「山口県中学生パブリック・ディベート大会」を開催し,山口県内から約60人の中学生が参加しました。本大会は,次世代を担う県内の中学生を対象とした環境学習の一環として,カーボンニュートラルへの理解と思考法・発想力を高めることを目的に,本学が山口県環境生活部環境政策課からの委託を受けて実施しました。

パブリック・ディベートとは,聴き取りやすく,理解しやすいスピーチを行い,社会の問題を解決することについて討論する手法のことです。このようなディベートを行うことによって,社会の一員としてよりよい社会の考察を深め,カーボンニュートラルの実現に寄与できる人材の育成を目指します。

当日は,中学1年生の部と中学2・3年生の部に分かれて,3人から6人で1チームを作り,「2050年カーボンニュートラルの実現に向けて,山口県はどのような政策をすべきか」というテーマで,先攻と後攻に分かれて意見発表を行いました。審判による解説と作戦タイムを挟んだ後に意見交換を行い,最後にチームごとに再提案を行いました。複数の審判が中立の立場で「試合評価」と「チーム評価」の2つの観点から評価し,勝敗を決定しました。

大会後のアンケートでは,「大会に参加することで,カーボンニュートラルなどへの興味・関心は高まりましたか」という質問に対して,「高まった」「少し高まった」という回答が96%,「大会に参加することで,『2050年カーボンニュートラルの実現』に向け,あなたの行動は変化すると思いますか」という質問に対して,「変化する」「少し変化する」という回答が96%にのぼり,高い効果が得られていることが分かりました。

また,参加者から「もっと試合をしたかった。」という意見が多く寄せられ,次世代を担う中学生が社会問題について真剣に考える姿はとても印象的でした。

 

 

中学2・3年生の部 決勝戦             大会終了後の集合写真