令和6年11月26日(火) 材料・生産技術部会「令和6年度セミナー」を開催しました。
令和6年11月26日(火)に,山口大学工学部E21教室において,本研究会材料・生産技術部会の令和6年度セミナーを,山口地区化学工学懇話会,山口大学化学プロセス強化研究教育推進体の共催で,テーマ「蓄電池開発の最前線」として開催し,学内外から大学院生を含めて82名が参加しました。
講演では,まず,本学大学院創成科学研究科 喜多條 鮎子教授から,「定置用大型蓄電池としての水系ナトリウムイオン電池」,次に,横浜国立大学 大学院工学研究院 機能の創生部門 獨古 薫教授から,「次世代リチウム電池用濃厚電解液の開発」と題して,新規材料開発,基礎物性と電池特性等の技術の最新情報について紹介がありました。
続いて,トヨタ自動車株式会社 先端材料技術部 チーフプロフェッショナルエンジニアで,政府の審議会委員や国立大学の客員教授等も務めておられる射場 英紀氏から,「革新電池と材料」と題して,サステナブルなモビリティを実現するために不可欠な革新電池とその構成材料に関して研究開発事例の紹介が行われるとともに,会場に参加した大学院生に向けて,トヨタにおける就職後のキャリアアップについて貴重なお話がありました。
セミナー終了後の情報・名刺交換会においても予定時間を超過して,活発な情報交換と意見交換が行われました。