Field Top Message

水素関連技術部会長 中山 雅晴

炭素を出さずに地球を動かす取組みが世界中で本格化しています。この取組みにはCO2フリーな代替燃料の使用が不可欠です。水素はその代表格ですが、現在の製造法や貯蔵・輸送には多くの問題が残っています。その解決策として、再エネを使った水素製造法やアンモニアなどの水素キャリアを使って輸送し、現地で水素に戻す方法などが検討されています。アンモニアもまたクリーンな方法で製造されなければなりません。このように考えると、クリーン燃料である水素を作る、運ぶ、使う(エネルギーを作る)過程で実にたくさんの技術が関わっています。本部会では、水素に関連した多岐に渡る分野の研究者の参画を求めています。実験系に限らず、理論計算やインフォマテックスを使ったアプローチも重要です。
さらに社会経済性の分析が不可欠であり、技術以外の様々な知識が必要です。カーボンニュートラル達成の解は一つではなく、規模や技術の成熟度を踏まえ、目的ごとに個別に評価する必要があります。企業の皆様には、大学の研究成果を利用する第一歩として、本部会にご参加頂き、大学の研究シーズの収集や企業ニーズの提供を含めた情報交換の場としてご活用頂くことを願っています。

水素関連技術部会長
中山 雅晴

Outline

部会長 中山 雅晴
(大学院創成科学研究科 教授)
部会人数 個人会員80名(学外会員58名、学内会員22名) 法人会員12機関 【2024.10.31現在】

Activity

  • 部会セミナー(年2回程度)
  • 技術交流会(部会研究者と学外会員との面談等)

Researcher

Report

Event

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