音楽を学ぶ(教科に関する科目)
1年次
必修科目は次のとおりです。
ソルフェージュ | ・聴音(基本的な単旋律や2声の旋律や和声的な課題を聞きとること) ・新曲視唱(小中学校での教材レベルの歌を正確に初見で歌うこと) ・リズム叩き(基礎的なリズムを正しく打つこと)――などを習得します。 |
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独唱Ⅰ 独唱Ⅱ |
独唱Ⅰでは発声・呼吸・姿勢などの歌うための基本を学んだうえで、歌うことに慣れ、自分の声を知り、それぞれの課題を明確にしていきます。独唱IIではその課題をさらに発展させます。 |
合唱Ⅰ | 週ごとに指揮、伴奏、合唱の担当を決め、合唱の指導力を高める授業です。各声部の役割を理解して指導をすることが求められます。 |
ピアノⅠ | ピアノの基礎的な技能を習得させるために、各自のレベルに合わせた練習曲や古典派のピアノ作品を教材として個別の実技指導をおこないます。 |
音楽通論 | 西洋音楽の理解に必要不可欠な「五線記譜法」についての様々な知識を身に着け、読譜能力を養うとともに、音階の仕組み、リズム、音階、和声などに関しても学習し、それらが説明できるようになることを目標とします。 |
作・編曲法Ⅰ | 初歩的な作曲について様々な観点から講義します。リズム、旋律、和声、音楽形式などの学習を基礎に、様々な形式の楽曲や様々な手法の作曲を学びます。 |
選択科目はピアノⅡと管楽器Ⅰ、IIです。専門性を高めることを主な目的として開設している科目ですが、管楽器関連の科目(管楽器Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ)は在学中の4年間でどれか一つをとることが義務付けられています。
ピアノⅠの授業風景
2年次
必修科目は次のとおりです。
伴奏法 | 和音コードの理解に始まり、和音の連結の仕方や伴奏の種類を学び、小・中学校の歌唱教材に伴奏をつけることを学びます。最終的には既存の伴奏譜に縛られずに各自の技能と解釈で伴奏ができるようになることを目指します。 |
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合奏Ⅰ | 和楽器の実習です。小・中学校の音楽科教育で取り上げられる和楽器として箏と尺八を取り上げ、基本的な演奏技術と読譜能力を習得します。 |
指揮法実習 | 指揮の基本の動きと正確な図形(2拍子・3拍子・4拍子・6拍子)を習得します。さらに強弱やフェルマータやrit. accel.などを組み合わせた動きなども学びます。 |
音楽史Ⅰ | 西洋音楽史の構造とその大まかな流れを把握したうえで、音楽について自らの考えをもてるように、さまざまな角度から考え方を提示します。最終的には受動的に音楽を捉える態度から能動的な態度へと意識が変わることを期待しています。 |
選択科目にはまず、1年次と同様に、独唱とピアノと管楽器の専門実技(いずれか一つ)に関する科目があります。
そのほかは次のとおりです。
合唱指導法Ⅰ | 発声練習・パート練習・アンサンブル練習のアシスタントをおこないながら、合唱についての理解を深め、合唱を一緒に作り上げる楽しさを味わうとともに、演奏をマネージメントする力を身につけます。 |
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合唱Ⅱ | 1年次で必修だった合唱Ⅰの発展科目です。 |
作・編曲法Ⅱ | 1年次で必修だった作・編曲法Ⅰの発展科目です。 |
合奏Ⅰの授業風景
3年次
必修科目はありません。
選択科目にはまず、独唱とピアノと管楽器の専門実技(いずれか一つ)に関する科目があります。
そのほかは次のとおりです。
合奏Ⅱ | 実際の学校現場で応用できる合奏教材を作り上げます。 |
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音楽史Ⅱ | 日本音楽の歴史を学びます。 |
合唱指導法Ⅱ | 2年次で選択科目だった合唱指導法Ⅰの発展科目です。 |
音楽学概論 | 民族音楽学的な音楽の捉え方を学びます。 |
4年次
必修科目として卒業研究があり、卒業演奏試験に向けて専門実技(ピアノ、歌、管楽器のいずれか一つ)を磨きつつ、音楽教育に関する卒業論文を執筆します。
卒業式にて