日本農芸化学会功績賞, 農芸化学奨励賞を受賞(2023.3)

 山田守教授(特命)が日本農芸化学会功績賞を, 片岡尚也助教が農芸化学奨励賞を受賞しました。

 

 山田守教授(特命)が, 「膜を基軸とする微生物代謝の分子基盤と機能開発」で日本農芸化学会功績賞を, 片岡尚也助教が, 「産業微生物における細胞内およびペリプラズムでの物質代謝に関わる生化学・生物工学研究」で農芸化学奨励賞を受賞し, 2023年3月14日­〜17日に広島で開催された日本農芸化学会2023年度大会で授賞式が行われました。

 

山田教授(特命)のコメント

 学生とともに行ってきた研究がこのような形で評価されたことを大変嬉しく思っています。これまで, 呼吸鎖電子伝達系, 膜透過タンパク質, 糖の取り込み, ストレスと細胞死, 物質生産など「膜」に関連する研究を進めてきました。これらは細胞の生存にとって重要な基盤的代謝であると同時に有用物質生産のための新たな戦略のヒントを提供するものです。若手の片岡尚也先生との同時受賞はこの分野での本学の研究力の高さを示すものとなりました。

 

片岡助教のコメント

 この度は, 栄えある賞を受賞できまして大変嬉しく思います。この受賞は, 周りの先生方の叱咤激励あってのものであると思っております。出あいって大事だなぁと, つくづく感じます。本研究は, 微生物の持つ機能の発見・理解・制御・高度利用といった応用微生物学の原理 (学生時代の恩師に教えてもらいました) に基づいた研究になります。これからも, たのしく研究・教育していけたらと思っています。

 

受賞内容はこちらを参照してください。

https://www.jsbba.or.jp/wp-content/uploads/file/award/2023/JSBBAaward_abstracts_2023.pdf

 

農芸化学会受賞.jpg