第75回日本生物工学会大会シンポジウム(2023.9.4)

第75回日本生物工学会大会シンポジウム「森も木も見る微生物研究:連携による集積知」(プログラム

 令和5年9月3日~5日に名古屋大学において,第75回日本生物工学会大会が開催されました。大会2日目の9月4日(月)に「森も木も見る微生物研究:連携による集積知」と題したシンポジウムが開催されました。

 このシンポジウムは中高温微生物研究センターのセンター長の阿座上弘行教授と筑波大学微生物サステイナビリティ研究センターのセンター長の野村暢彦教授がオーガナイズしたもので,両センターの他にも北海道大学低温科学研究所,信州大学応用微生物学ルネサンスセンター,神戸大学先端バイオ工学研究センターが加わり,微生物関連研究機関が連携することによって見えてくる微生物研究の新展開について発表,議論しました。

 当センターからは,センター長補佐の山田守先生(前センター長)が「耐熱性微生物の特性とそれを生かしたグリーンエネルギー技術開発」について講演しました。中高温微生物研究センターは,長年の拠点事業などを通じて蓄積した耐熱性微生物を含む中高温微生物カルチャーコレクションを保有しており,それが当センターの強みとなっています。

 当センターは令和3年に低温科学研究所と,令和4年に微生物サステイナビリティ研究センターと,そして令和5年には応用微生物学ルネサンスセンターとそれぞれ包括連携協定を締結しており,既に研究連携をスタートしています。それぞれの研究機関が持つ特色や強み,得意技を共有し,連携することによって,微生物研究が益々発展していくことを期待しています。