産総研中国センターとの研究交流セミナー(2024.1.19)

 2024年1月19日(金)15時から中高温微生物研究センター・コホート室において産業技術総合研究所(産総研)・中国センターとの研究交流セミナーを開催しました。
産総研は国内に12か所の研究拠点を持ち、約2,300名の研究者が7つの研究領域に対して研究を進める国立の研究法人です。東広島市にある研究拠点(中国センター)から、機能化学研究部門・バイオ変換グループの3名の研究員が中高温微生物研究センターを訪問され、相互の特色を理解し合い研究交流を行う目的で実施しました。

 まず最初に、バイオ変換グループ主任研究員の村上氏から本セミナーの趣旨説明があった後、同グループ長の森田氏から産総研や中国センター、またバイオ変換グループの組織や研究内容について紹介がありました。
その後、同グループ主任研究員の加藤氏から排ガスから基礎化学品を生産する発酵技術についての研究紹介がありました。続いて、センター長の阿座上教授から本センターの概要紹介をした後、高坂准教授、片岡准教授から研究の紹介がありました。
 セミナーには山口大学から教員・学生を含め約20名が参加し、活発な議論が行われました。
お互いに関連する分野の研究を行っていることを再認識し、今後も研究交流を続けることを確認しました。


【研究交流セミナープログラム】

日時:令和6年1月19日(金)15時~

場所: 山口大学中高温微生物研究センター・コホート室  

・趣旨説明:産業技術総合研究所機能化学研究部門バイオ変換グループ 主任研究員 村上克治氏

・産総研概要・バイオ変換グループの研究紹介:産業技術総合研究所機能化学研究部門 総括研究主幹/バイオ変換グループ長 森田友岳氏 
・「ガス(CO, H2, CO2)から基礎化学品を生産する発酵技術」:バイオ変換グループ 主任研究員 加藤淳也氏  

・中高温微生物研究センターの紹介:山口大学中高温微生物研究センター長 阿座上弘行 
・「プロピオン酸酸化細菌の[NiFe]ヒドロゲナーゼの大腸菌での機能的発現に向けた取り組み」:准教授  高坂智之   
・「酢酸菌に特徴的な“酵素”と“反応場”に着目した生物工学研究」:准教授  片岡尚也 

 

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 会場の様子