ふたつのプログラムコース

全方向型自由設計コース 定員20名(予定)
小児科・産科婦人科・周産期コース 定員4名(予定)

プログラムの目的

医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、 日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態にも適切に対応できるようなプライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につけます。

コース概要・基本構成

2年間の臨床研修は、必修科(計56週以上)と、選択科(44週:最大48週)から構成されます。

研修プログラム構成

必修科
内科 24週
第一内科(消化管内科、肝臓内科、胆道膵臓内科)
第二内科(循環器内科、腎臓・高血圧内科、膠原病・感染症内科)
第三内科(血液内科、糖尿病・内分泌内科)
脳神経内科
呼吸器・感染症内科
総合診療部
救急*1 12週
先進救急医療センター
外科 4週
第一外科(心臓外科、血管外科、呼吸器外科、小児外科、消化管外科、肝・胆・膵外科、乳腺・内分泌腺外科)
第二外科(消化管外科、肝・胆・膵外科、乳腺・内分泌腺外科)
整形外科
形成外科
泌尿器科
脳神経外科
小児科 4週
小児科
産婦人科 4週
産科婦人科
精神科 4週
精神科神経科
外来研修 4週
総合診療部、臨床教育センター、協力型臨床研修病院、臨床研修協力施設
地域医療研修*2 4週
協力型臨床研修病院、臨床研修協力施設

*1 麻酔科4週を含むことが可能

*2 地域医療は2年目に研修すること

選択科(下記と必修科を含む全ての診療科)
皮膚科 44週 
(最大48週)
眼科
耳鼻咽喉科
放射線科
放射線治療科
麻酔科蘇生科*3
病理診断科

*3 麻酔科蘇生科(4週間)は必修科の救急研修に含むことが可能

おすすめポイント

  • 自分の成長と希望進路に合わせた研修プランを1年ごとに作ります
  • 院内研修での診療科の変更は、1ヶ月前まで可能です
  • 最大12ヶ月、協力型臨床研修病院でのたすき掛け研修が可能です
  • 小児科・産科婦人科・周産期コースでは、32週以上を小児科または産科婦人科で研修するため、小児科・産科婦人科領域のキャリアを早く開始できます

たすき掛け研修

山口大学だけの研修を行うことも可能ですが、より多様な疾患を幅広く経験できる協力型臨床研修病院とのたすき掛け研修を推奨しています。 複数の病院を選択することができますので、特に勉強したい内容を短期間選択して研修することも可能です。

研修プラン(例) 1年目 2年目
プラン1
1年目
大学コース
山口大学 山口大学

協力病院E
プラン2
1年目
協力病院コース
協力病院A 山口大学
プラン3
1年目
混合コース1
山口大学

協力病院B
山口大学

協力病院F
プラン4
1年目
混合コース2
協力病院C

協力病院D
山口大学

処遇

勤務時間 8時30分~17時15分
給与 約40万円/月
*臨床研修手当14万円含む、宿日直手当なし、賞与なし
*2ヶ月を超える協力病院での研修は、研修先の処遇となります。
諸手当 住居手当、通勤手当(通勤距離2キロ以上の場合)
保険 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
医師賠償責任保険 病院としての加入あり(個人加入分についても臨床研修期間中は大学負担です)
宿舎 あり
学会参加 可(学会参加のための旅費支援あり)
その他 山口大学医師会への会費無料

研修医が単独で行ってよい処置・処方の基準