第78回日本臨床眼科学会報告
J先生
少し肌寒くなってきた11月14日~17日に、京都府の国立京都国際会館およびザ・プリンス京都宝ヶ池で開催された、第78回日本臨床眼科学会に参加しました。
山口大学からは網膜、角膜、緑内障と別々の分野で3つの演題のポスター発表を行いました。自分は初めての全国学会の発表で緊張し、どんな質問が来るのか戦々恐々としていましたが、近くで上級医の先生が見守ってくださったおかげで落ち着いて対応することが出来ました。発表の準備も夜遅くまで付き合っていただき感謝しかありません。
インストラクションコースでは、自分がまだ十分に学べていない網膜電図(ERG)や斜視関連のコースを受講しました。ERGは基礎からしっかり教えていただいたので、その後のparaneoplastic AIR、peripheral cone dystrophy、オカルト黄斑ジストロフィ(OMD)での局所および全視野ERGの使い分けに対する応用の話も滑らかに頭に入ってきて、ERG検査を今後もっと自分の外来に取り入れていきたいと感じました。斜視は最近外来で経験したので、いろいろな話を聞きたいと思って臨みました。他大学の手術の話なども聞けてとても参考になりました。
初めて全国学会に参加しましたがとても有意義で、自分の成長につながる充実した時間となりました。これからも積極的に参加したいと思います。