まちの減災ナース特設ページ

活動報告

プロジェクト活動報告

修了生の集い・スキルアップ研修

2024年11月23日(土)2024年度 まちの減災ナース「スキルアップ研修」を開催

2024年度 まちの減災ナース「スキルアップ研修」(主催:山口大学地域レジリエンス研究センター防災・減災グループ)を、同大学工学部内の「志」イノベーション道場にて開催し、宇部市内のまちの減災ナース9名が参加されました。
花房八智代氏(日本災害看護学会認証まちの減災ナース指導者)によるオンライン講義「福井県永平寺町におけるまちの減災ナースの取組み―福祉との連携と仕組みづくり―」では、まちの減災ナースの活動基盤づくりや要配慮者に重点を置いた減災活動の実際を学ぶことができました。
山本浩一教授(山口大学大学院創成科学研究科)には、現在開発中の「宇部市厚南地区避難経路検索アプリの開発」について情報提供していただき、受講者からはアプリ開発への期待とともに地区の道路事情を知る住民ならではの意見を聞くことができました。
「減災活動・講演で得たヒント」をテーマとしたワールドカフェでは、牛尾裕子教授(山口大学大学院医学系研究科)の進行のもと、減災ナースになってからの新しい発見や感動、減災ナースになってできた新しいつながりやこれから広げたいつながりについてテーブルラウンドしながら意見交換し、気付きや得られたことを共有することで今後の活動に向けてのヒントを得る機会となりました。

【研修内容】

1. オンライン講演「福井県永平寺町におけるまちの減災ナースの取組み―福祉との連携と仕組みづくり―」(日本災害看護学会認証まちの減災ナース指導者 花房八智代氏)
2. 情報提供「宇部市厚南地区避難経路検索アプリの開発」(山口大学大学院創成科学研究科 山本浩一教授)
3. ワールドカフェ「減災活動・講演で得たヒント」(山口大学大学院医学系研究科 牛尾裕子教授)

※本研修は公益財団法人鹿島学術振興財団特定テーマ研究助成金の助成を受け実施しました。

まちの減災ナース育成研修

2023年度
2022年度

2023年度 宇部市厚南・厚東地区研修

研修チラシ

第1回 2023年10月28日(土)

宇部市厚南・厚東地区でまちの減災ナース育成研修1回目(山口大学地域レジリエンス研究センター地域防災・減災センターグループ主催、宇部市共催)を開催しました。昨年度、宇部市藤山・鵜の島・新川地区での研修に引き続き、宇部市では2回目の開催となります。

この研修では、地域の看護職が、まちの減災ナースの役割について理解し、地区防災計画制度等の地区減災活動に必要な基礎知識について学ぶとともに、地域特性や防災・減災に関する課題に対し、看護の視点をもって課題解決していく能力を養うことを目的としています。基礎知識に関する動画での事前学習と、月1回ずつ計3回で構成されたプログラムになります。

今回は座学がメインでしたが、今後シンポジウムやグループワークなどを通して、受講者同士や、受講者と各地区防災関係団体とのつながりや交流の機会を予定しています。

【研修内容】

1) 宇部市の地域特性と防災の取り組み(宇部市防災危機管理課 江本賢二副課長)
2) ハザードマップの活用
(1) 土砂災害(山口大学大学院創成科学研究科 鈴木素之教授)
(2) 洪水・内水・津波・高潮(山口大学大学院創成科学研究科 森啓年准教授)
3) 水害時における高齢者の避難行動支援(山口大学大学院創成科学研究科 榊原弘之教授)
4) 宇部市における要配慮者の対応と課題(宇部市健康福祉部地域福祉課 牧田晶生課長)


第2回 2023年11月25日(土)

まちの減災ナース育成研修2回目(山口大学地域レジリエンス研究センター地域防災・減災センターグループ主催、宇部市共催)を、宇部市厚南市民センターにて開催しました。

午前中は、「地域コミュニティ主体の防災・減災活動」について、受講生が事前課題として取り組んだ成果を発表し合いました。

午後からは、受講生に加えて、2地区の自主防災会など防災福祉関係団体等から5名のシンポジストと地区防災関係者17名が参加され、ミニシンポジウムを行いました。2地区における防災・減災への取り組みやまちの減災ナースに期待することなど、活発な意見交換が行われました。山口大学大学院医学系研究科 鶴田良介教授の総評後に閉会となりました。受講生と地区防災関係者との顔合わせの場にもなり、今後の地区活動につながる有意義な研修となりました。

【研修内容】

1) 地域コミュニティ主体の防災・減災活動(受講生)
2) ミニシンポジウム:厚南・厚東地区の防災・減災への取り組み(厚南地区自主防災会 新城寛徳会長、厚東地区自主防災会 溝上明会長、宇部市立厚東小学校 西嶋智校長、医療法人社団 厚心会ホスピサイドプレイス 福島彰子管理者、宇部市西部第1地域包括支援センター 国重直美センター長)


第3回 2023年12月16日(土)

最終回となる、まちの減災ナース育成研修3回目(山口大学地域レジリエンス研究センター地域防災・減災センターグループ主催、宇部市共催)を開催しました。

午前は、避難所設営や宇部市における避難者の健康管理のしくみについて学びました。

午後は、地区別にグループワークを行い、これまでの研修内容を振り返り、地区の防災・減災に関しての気づきを共有し、地区の防災福祉コミュニティづくりを目指し、どのような取組みがあればよいかを考えました。昨年度の受講者で現まちの減災ナースである、福島彰子さん、内海富枝さんも参加され、まちの減災ナースとしてできそうなことを話し合い、今後の活動を考える機会になりました。

研修の最後に、山口大学地域レジリエンスセンター防災・減災グループ 榊原弘之副センター長より、受講生11名へ修了証が授与されました。

【研修内容】

1) 避難所運営と避難者の健康管理の仕組み(宇部市健康福祉部地域福祉課 宮原美起係長)
2) グループワーク:地区の防災福祉コミュニティづくりを目指して-地区の防災・減災に関する課題とまちの減災ナースとしての今後の取組み-(受講生)

※本研修は公益財団法人鹿島学術振興財団特定テーマ研究助成金により実施されました。

2022年度 宇部市藤山・鵜の島・新川地区研修

研修会チラシ

第1回 2022年7月10日(日)

2022年7月10日(日)、宇部市藤山・鵜の島・新川地区まちの減災ナース育成研修1回目(山口大学地域防災・減災センター主催、宇部市共催)が開催されました。

この研修では、地域の看護職が、災害医療・看護の基礎知識について学ぶとともに、地域特性や防災・減災に関する課題に対し、看護の視点をもって課題解決していく能力を養うことを目的としています。月1回ずつ計4回で構成されたプログラムで、10月にかけて実施する予定です。

第1回である本回は、宇部市上記3地区に居住・お勤めの看護職が研修受講者として14名、医学部、工学部、市健康推進課、社会福祉協議会などスタッフ・聴講者が13名参加しました。山口大学大学院医学系研究科保健学専攻の網木講師の講義により、まちの減災ナースとその役割について知り、災害医療・看護における基礎的な知識について学びました。

今後、課題への取り組みやシンポジウム開催などを通して、受講者同士や、受講者と各地区防災関係団体とのつながりや交流に期待します。

【研修内容】
1) まちの減災ナースとその役割、課題説明(山口大学 網木政江講師)
2) 災害医療・看護の基礎知識(山口大学 網木政江講師)

第2回 2022年8月20日(土)

2022年8月20日(土)、宇部市藤山・鵜の島・新川地区まちの減災ナース育成研修2回目(山口大学地域防災・減災センター主催、宇部市共催)が、新川ふれあいセンターにてハイブリッド形式で開催されました。受講生14名のうち半数がオンラインでの参加となりましたが、医学部・工学部・宇部市のスタッフ、社会福祉協議会などの聴講者を含め27名が参加しました。

宇部市防災危機管理課の重冨氏から宇部市地域防災計画の概要、地域特性、宇部市における過去の災害と災害リスク、防災情報のとり方についてご講義いただき、今後、地域で減災活動を行っていく上で必要となる基礎知識について学びました。また、山口大学地域防災・減災センター副センター長 榊原教授には、水害時の高齢者避難支援に関する研究成果をもとに、市内高齢者施設の避難訓練や実際の避難例をお示しいただきながら、高齢者避難支援の課題や備えについてご教授いただきました。受講生からは、「自分の家や職場の周囲が災害時にどんな状況になるのかを具体的に考えて備えられるようになりたい」等の感想が寄せられました。一方で、受講生全員が顔を合わせる機会を要望する声も聞かれましたので、3・4回目は対面開催を実現できればと考えています。この研修の様子は、宇部日報にも掲載(2022年8月22日)されました。

【研修内容】

1) 宇部市の地域特性と防災の取り組み(宇部市総務部防災危機管理課 重冨暁夫 氏)
2) 水害時における高齢者の避難行動支援(山口大学地域防災・減災センター副センター長、山口大学大学院創成科学研究科 榊原弘之 教授)

第3回 2022年10月1日(土)

2022年10月1日(土)、大雨により延期しておりましたまちの減災ナース育成研修3回目(山口大学地域防災・減災センター主催、宇部市共催)が、宇部市総合福祉会館にて開催されました。

午前中は、「私たちが生活する地区の防災・減災活動の現状と課題」について、受講生が事前課題として取り組んだ成果を発表し合いました。続いて、宇部市地域福祉課の杉山孝博課長より、「宇部市における要援護者の対応と課題」についてご講義いただき、地域に在住する要援護者への対応の現状や自助共助を含めた課題を学びました。

午後からは、受講生14名に加えて、3地区の自主防災会など防災関係団体等から6名のシンポジストと参加者8名が参加され、ミニシンポジウムが行われました。鵜の島地区自主防災会研修会との合同開催で鵜の島ふれあいセンターとオンラインでつなぎ、ハイブリッド形式で開催されました。3地区における防災・減災への取り組みやまちの減災ナースに期待することなど、活発な意見交換が行われました。受講生と地区防災関係者との顔合わせの場にもなり、今後の地区活動につながる有意義な研修となりました。当日の様子は読売新聞(2022年10月23日)に掲載されました。

【研修内容】

1) 課題発表:私たちが生活する地区の防災・減災活動の現状と課題(受講生)
2) 宇部市における要配慮者の対応と課題(宇部市地域福祉課 杉山孝博課長)
3) ミニシンポジウム:藤山・鵜の島・新川地区の防災・減災への取り組み(3地区自主防災会他代表者、中部第2地域包括支援センター、宇部市地域・保健福祉支援チーム)

第4回 2022年10月29日(土)

2022年10月29日(土)に最終回となる、まちの減災ナース育成研修4回目(山口大学地域防災・減災センター主催、宇部市共催)が、宇部市新川ふれあいセンターにて開催されました。

午前は、宇部市地域福祉課の江本絹世主幹より「新型コロナウイルス等の感染症に配慮した避難所運営」についてご講義いただき、避難場所や避難所の設営・運営、避難者の役割、避難所での感染対策などを学びました。続いて、宇部市社会福祉協議会地域福祉課の山田芳徳氏より「災害ボランティアセンターの運営」についてご講義いただき、災害ボランティアセンターの役割や活動、災害ボランティア活動前の準備などを学びました。

午後は、「地区の防災・減災に関する課題とまちの減災ナースとしての今後の取組み」として、地区別にグループワークを行いました。これまでの研修内容を振り返り、地区の防災・減災に関する課題、課題解決のための取組、まちの減災ナースとしてできることを話し合い、3グループとも活発なディスカッションをされていました。グループワークで話した内容を全体で共有し、今後の活動を具体的に考える機会になりました。山口大学大学院医学系研究科先進救急医療センター 鶴田良介教授に講評いただき、平時から医療職が地域と共に防災・減災の取り組みを行う重要性について再認識しました。
研修の最後に、地域防災・減災センター 鈴木センター長より、受講生へ修了証が授与されました。
当日の様子はNHKで報道いただき、読売新聞(2022年10月31日)、宇部日報(2022年11月1日)に掲載されました。

【研修内容】

1) 新型コロナウイルス等の感染症に配慮した避難所運営(宇部市地域福祉課 江本絹世主幹)
2) 災害ボランティアセンターの運営(宇部市社会福祉協議会地域福祉課 山田芳徳氏)
3) グループワーク:地区の防災・減災に関する課題とまちの減災ナースとしての今後の取組み(受講生)

まちの減災ナース活動報告

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