教員のこと
教員紹介
美術教育選修は「絵画」「彫刻」「デザイン」「工芸」「美術史・美術理論」「美術教育」の6分野を専門とする4名の専任教員と非常勤講師のスタッフで構成しています。小規模なコースのため1学年の定員数も少なく、教員と学生との距離が近くアットホームな環境の中で学べることが魅力です。
専任教員
吉田 貴富
YOSHIDA Takatomi 教授
担当授業:「初等科図画工作」「教科教育法図画工作」「美術授業実践基礎演習」「美術科教育法Ⅰ〜Ⅳ」「美術理論」等
専門分野:美術教育(図画工作科や就学前教育を含む)の理論研究・実践研究を行っています。自己の造形表現としては、学生以来ずっと主に絵画を方法としています。
確かで豊かな「美術の教育」あってこその「美術による教育」 |
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広島大学学校教育学部中学校教員養成課程美術卒業、広島大学大学院学校教育研究科美術教育専攻修了。公立中学校教諭、広島大学附属中・高等学校教諭ののち現職。
教師が自身の「美術の素養」をどのように生かして授業を実践しているか、に興味があります。美術教育よりも広く、対話型鑑賞をはじめとした対話的な授業や、佐藤学たちの「学びの共同体」に可能性を感じて勉強してきました。
中野 良寿
NAKANO Yoshihisa 教授
担当授業:「平面造形基礎」「絵画Ⅰ〜Ⅳ」「初等科図画工作」「美術内容開発」等
専門分野:ドローイングや水彩、油彩、版画、テンペラ技法等の絵画全般。現代美術に関わる理論や実践。ワークショップやアーティスト・イニシアチブなどを含む現代アート全般。
作品制作を通して、古典から現代までの絵画やアートの魅力を知ることができます |
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香川県出身/美術家。1993年東京藝術大学美術研究科壁画研究室修了。1994年、スコットランドにあるR.シュタイナー関連のテンプル・ヒル・コミュニティーに滞在。2001年からの山口大学教育学部美術教育教室での教育活動、山口現代藝術研究所[YICA]での活動、ソロ・アーティストとしての活動の他、コラボレーション・ユニット"ノーヴァヤ ・リューストラ"の活動など国内外で環境をテーマにした作品を発表(NEW TOWN ART TOWN(岡山)、釜山ビエンナーレ2004(韓国)、山口盆地考2018..吹き来る風が…(山口)など展覧会多数)。2013年より山口市内にあるオルタナティヴ・スペースN3ART Lab代表。
上原 一明
UEHARA Kazuaki 教授
担当授業:「立体造形基礎」「彫刻Ⅰ」「彫刻Ⅱ」「彫刻Ⅲ」「彫刻Ⅳ」「総合造形」
専門分野:塑造、木彫、石彫、テラコッタなど彫刻全般。石膏取り、FRP取り、シリコン取り、鞘型石膏取りなどの技法指導。
実制作を通して、彫刻の魅力を知ることができます |
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東京藝術大学大学院保存修復技術修了 芸術修士。台湾・淡江大学 文学院博士課程修了文学博士(Ph.D)1996年から10年間、台湾で創作活動や大学の非常勤講師をしていました。山口大学赴任後も台湾や中国において、国際彫刻シンポジウムや各種文化活動に参加。近年は山口県内の仏像復元も手掛けています。
平川 和明
HIRAKAWA Kazuaki 准教授
担当授業:「工芸Ⅰ」「工芸Ⅱ」「工芸Ⅴ」「デザインⅠ〜Ⅲ」等
専門分野:木材を素材とする家具デザイン、制作。サスティナブルな素材を用いて機能、造形、強度を研究し、家具制作をおこなっています。
知れば知るほど奥が深い、それが木工です |
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福岡県出身。2002年より2年間、フィンランドのヘイノラ・インスティテュートで家具づくりの知識と技術、デザインを学びました。帰国後、山口県立大学大学院に通いながら木工所に勤務し、在学中の2005年にデザインから制作まで一貫した家具制作をおこなうオーダメイドの家具工房を設立。個人住宅、店舗、公共施設等を中心に家具制作活動をおこない、2017年より山口大学教育学部美術教育選修に着任。
客員教授
馬場 良治
BABA Ryouji
[略歴]
1949年 山口県宇部市に生まれる
1980年 東京藝術大学美術学部日本画科卒業
1983年 東京藝術大学大学院 保存修復技術専攻修了
1984年 日本美術院初入選(93年まで出品)
1985年 日本美術院春季展初入選(93年まで出品)
2014年 国の選定保存技術保持者に認定される
[主な仕事]
国宝醍醐寺五重塔(京都市)、国宝大崎八幡宮(仙台市)、重文三千院往生極楽院(京都市)、国宝平等院鳳凰堂(宇治市)の彩色調査と復元、重文周防国分寺内陣壁画(防府市)の復元など多数
[受賞歴]
紺綬褒章受賞、中国文化賞受賞、文化庁長官表彰
非常勤講師
菊屋 吉生
KIKUYA Yoshio 山口大学名誉教授
担当授業:「美術史Ⅰ」「美術史Ⅱ」
専門分野:美学・美術史、日本近世・近代絵画史
美術と美術家の歴史を語り、芸術の奥深さと美術作品・作家の魅力を伝えます |
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立命館大学文学部史学科卒業。1978年から1996年まで山口県立美術館学芸員、普及課長などを歴任し、1997年から山口大学教育学部助教授(准教授)、2006年から同学部教授、2015年より2020年まで国際総合科学部教授。現在山口大学名誉教授。とくに近代日本画史の研究に興味をもっていて、現在も山口県内外の美術館、博物館と連携して研究を続けています。
竹田 真剛
TAKEDA Singo
担当授業:「工芸」の陶芸分野
[略歴]
1970年 福岡県生まれ
1988年 山口県立小野田高等学校卒業
1993年 沖縄県立芸術大学工芸学部陶芸コース卒業、同大学陶芸コース嘱託員
1997年 多幸山窯勤務 (~2001)
2001年 独立し陶房真を設立 ( 沖縄県宜野湾市 )
2006年 山口市へ移住 工房南来琉設立
[公募展]
西武工芸展入選(2004年、2005年)
[活動]
1994年 芸大教員 14 人展 ( 沖縄:浦添市美術館 ) 、第3回町と彫刻展 ( 沖縄:那覇市パレットくもじ前 ) 2002 年 初個展 ( 沖縄:ギャラリー ラファイエット ) 以後沖縄を中心に個展、グループ展を開催する。2006年に山口市に移住し活動を始める。個展、グループ展、 クラフトイベント等に出展しながら現在に至る。