山口大学医学部眼科山口大学大学院医学系研究科眼科学

後期研修医日誌①

T先生

後期研修医としてのスタートから、あっという間に1カ月が経過しました。
入院に関する書類作成や手術申し込みなどのパソコン業務から、外来での患者さんの問診や診察、上級医に指導を受けながらの病棟回診、手術助手まで、あらゆることが新鮮で濃厚な毎日を送っています。
眼科の診察では、学生時代や初期研修医時代にはなかなか扱うことのなかった機器を数多く使用します。
私は現在、主に緑内障の患者さんを担当することが多く、入院患者さんの診察では、ほとんど毎日眼圧を測ります。
その際に「ゴールドマン眼圧計」という検査機器を使うのですが、最初はその操作が難しく、大変苦戦しました。
上級医の先生方はスマートに操作して眼圧を測っているのに、いざ自分がやってみるととっても難しい・・・。
患者さんが座る椅子や顎を乗せる診察台の高さを調整する、眼球を圧迫しすぎないように眼瞼を持ち上げる、涙液量が多ければガーゼで拭う等々、色々なポイントやコツを上級医の先生方に伝授していただき、まだまだスマートとは程遠いながらも、最近ようやく正確に計測できるようになりました。
根気強く指導してくださる先生方に感謝し、自分ができることを1つひとつ積み重ねていけるように日々奮闘です。