山口大学医学部眼科山口大学大学院医学系研究科眼科学

後期研修医日誌④

T先生

今年も残すところあとひと月ほど。厚手のコートやマフラーをおろしたり、冬タイヤへの交換の予定を立てたりと、寒い冬や年末年始に向けての準備が必要な季節になりました。

秋を少し振り返ってみます。「〇〇の秋」というと、「食欲」「読書」「スポーツ」「芸術」等、様々な言葉で形容されますが「学術の秋」もその一つです。実際に秋は学会の多いシーズンとされており、10月には日本臨床眼科学会も開催されました。私も演題を提出させていただき、指導医の先生方に何度も手厚くご指導いただいたおかげで、緊張はしましたがどうにか発表を終えることができました。コロナ禍での学会は、現地とwebの同時開催、いわゆるハイブリッド開催が増えているようです。現地に赴いて会場の雰囲気を感じつつ発表し、観光や食事も楽しむ、というのも良いですし、web開催であれば職場や自宅から手軽に様々な講演を聞くことができて便利です。また、11月には県内の眼科医が集まる勉強会も開催され、そこでも症例報告をさせていただきました。このように、専攻医1年目から様々な発表の場を与えていただき、上級医から細やかなアドバイスをいただけます。発表の準備の過程で新たな知識が身につくことが多く、まさに「学術の秋」を感じながらの発表準備となりました。

今は落ち着いている新型コロナウイルス感染症ですが、今年はインフルエンザの流行も懸念されています。引き続きご自愛ください。