はじめに(音楽教員になるために)
教員免許について
学校で音楽を教えるためには教員免許が必要です。
山大音研では①小学校で教えるための免許(音楽以外のすべての科目も含む)、あるいは②中学校で音楽を教えるための免許のいずれかを取得することを卒業の条件にしています。いずれの場合も、「二種免許状」という免許(①小学校の免許+中学校「二種[音楽]」、②中学校の免許[音楽]+小学校「二種」)が必要になりますが、それに関しては入学してから説明します。
このほか、卒業に必要な単位以上の単位をとることによって、高校や幼稚園や特別支援学校などで教えることができる免許をとることができます。
音楽の教員になるための授業科目
音楽の教員になるための授業科目は大きく分けて、卒業のために必ずとらなくてはならない授業(=必修科目)と、学生の関心や必要に応じて選ぶことができる授業(=選択科目)があります。
このHPでは、音楽を教えるのに必要な音楽的能力を養う「教科に関する科目」と、教員になるための教育能力を養う「教職に関する科目」に分けて、それぞれの主な必修科目と選択科目を紹介していますが、このページではまず各学年における比重を見ることで、4年間の流れを簡単に紹介したいと思います。
1年次では「教科に関する科目」のほうに大きな比重がありますが、それと同時に教員になる心構えを学ぶ重要な機会も用意されています。
2年次で「教科に関する科目」と「教職に関する科目」の比重がほぼ同じになり、3年次におこなわれる教育実習に備えて、さまざまな基礎力を高めていきます。
教育実習にて
3年次のハイライトはなんと言っても附属学校での教育実習です。比重も圧倒的に「教職に関する科目」が大きくなっています。
4年次は公立学校での教育実習があります。また卒業研究として、音楽教育に関する卒業論文の執筆と、4年間におよぶ専門実技の集大成としての卒業演奏試験もあり、「教職に関する科目」「教科に関する科目」いずれも重要な内容となっています。
卒業演奏会を終えて