平成28年3月23日(水)に第8回スチューデント・リーダー・プログラム(SLP)「ジローさんの迫熱教室 Part2『働く。なぜ?』ジローさんとのダイアローグ」が開催された。今回のSLPでは、これまで1万人以上を面接した人事の専門家である新日鉄住金ソリューションズ㈱の中澤二朗 人事部専門部長をお招きして、「働く。なぜ?」をテーマに講師と学生、学生間でダイアローグを行う「迫熱教室」を行った。

 冒頭、大学教育センター 河島広幸 助教(特命)より、第8回SLPシラバスに基づき、今回のねらいや特に重視しているポイント(教育理念に基づく涵養するべき汎用的能力)について説明があった。続いて、参加学生から「働く。なぜ?」について、自分なりの仕事観やキャリア感覚についての主張を行った。経済学部3年の奥田真也さんからは、名古屋での長期インターンシップの報告に加えて、インターンシップ経験を通して感じた「挫折」と「自信」について紹介し、仕事とは「目的」と「責任」といった主張があった。

 参加学生による主張の後、中澤 人事部専門部長から学生達に対して、様々な問いかけが行われ、活発な議論が展開された。日本における人事制度を歴史的、文化的文脈から解明し、ブラック企業など現在の労働環境に関する各種の課題について新しい切り口での解説があり、積極的な質疑応答が行われた。また、適職と天職の違いについて触れ、天職を見つけることの意義について講師と学生で熱のこもった議論が交わされた。

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