平成28516日(月)に第1回スチューデント・リーダー・プログラム(SLP)【ラーニング・スキル開発】「すぐに使える課題解決ワークショップ~授業や就職活動などで役に立つ課題解決のフレームワークを学ぼう!~」が開催された。新しい正課外教育プログラムであるスチューデント・リーダー・プログラム(SLP)【ラーニング・スキル開発】では、学生の学びに焦点を当て、学生が主体的・能動的に学ぶための「ラーニング・スキル(学びの作法)」を修得することをねらいとしている。

 冒頭、大学教育センター 林透 准教授より、第1SLP【ラーニング・スキル開発】シラバスを示しながら、今回のねらいや特に重視しているポイント(教育理念に基づく涵養するべき汎用的能力)について説明があった。続いて、大学教育センター 河島広幸 助教(特命)より、課題解決ワークショップ「課題解決のための7つのアプローチと図解の活用について」と題して、課題解決のための各種の概念・手法の概要について紹介があった後、ブレインライティング、KJ法を活用して、『私が、3年後になりたい自分になるために今山口大学でやりたいこと(やるべきこと)は何か?』をテーマに図解を作成した。グループ内での共有では、「あらためて自身の将来について考える機会となってためになった」などの声が聞かれ、学生同士の積極的な意見交換が行われた。

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 平成28410()に、新入生と学内サークルとのマッチングイベントである新歓フェスティバルにYC.CAMとして参加した。懸命な声掛けと熱いビジョンを伝えた結果、なんと10名もの興味があるという学生と出会い、うち4名が今後の活動に参加してくれることとなった。団体として正式なメンバー募集を行うのは初めての試みであり、直前まで内容の修正やコンテンツ強化などが行われた。当日は教室内で「共育の丘だより」の展示やプレゼン中のビデオを流しながら、これまでの活動とこれからのビジョンについて一年生とセッションを行った。

 今回の反省としては、事前に一定人数が集まるだけの工夫をしておく必要があったことが挙げられる。また、自分たちが新入生に提供できる強みをもっと特化させておく必要があった。この反省は来年に必ず活かしながら、新入生の定着を目的とした、歓迎イベントを近日開催する見通しである。

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はじめまして。YC.CAMの江角です。YC.CAM、初めて聞いた方も多いと思います。YC.CAMは「山大のデキルをつくります!」をモットーに、山大の可能性をもっと拡げられないかと考え活動をしている団体です。

今回はその一環として、山口大学の面白い活動やチャレンジをしている学生=デキル学生を毎月紹介します。名付けて「デキルインタビュー」です!山大全体のデキルにつなげるヒントにしようと思い、始めました。どうぞよろしくお願いします。

さて前置きが長くなりましたが、今回紹介するのは、このYC.CAMの生みの親である1人の学生です。彼のチャレンジ精神に圧倒されること間違いなしです!

名前:奥田真也(おくだまさや)

学年:4年

所属:山口大学経済学部 経営学科

*リーダーの経験をしてみたい

小学生のころから好奇心旺盛だった奥田さん。書道、空手、ピアノ、英語、サッカー...。

高校は剣道をするなど、様々なことにチャレンジしていました。しかし大学に入ったらこれがしたい、というものはなかったそう。いざ入学が決まったある日、彼は思います。

「リーダーを経験してみたい!」

これまで様々なことをしてきたけど、人前に立ってまとめることだけは経験したことがなかった。ならばやるしかない。そう感じたそうです。

*憧れの先輩との出会い いざ代表へ

彼は入学時、憧れの先輩に出会います。その先輩は「レノファ山口学生団体RISU」という、サッカーをとおした地域活性のサークルを立ち上げます。彼もその先輩と一緒に、積極的に立ち上げに加わりました。そこでの話し相手は企業や大人がほとんど。マナーや敬語、付き合い方の難しさをそこで学んでいったようです。

先輩卒業後、彼はサークルの代表に。ずっとやってみたかったリーダーの経験をすることになりますが、イメージしていたものとは違いました。

「人をまとめるって、こんなに大変なのか...」

「意思決定って、大きな責任が伴うんだ..」

*山大の可能性を拡げたい!YC.CAMの誕生

リーダーを経験した奥田さんはサークルから大学全体へと視野が広がり、考えの幅を広げていきます。

山口大学に後期で入学した彼は、山口大学に対して期待はしていませんでした。しかし「共育ワークショップ」というイベントに参加したとき、彼は思います。

「自分が今いる山口大学。山大の設備やイベント、面白い授業ってないと思ってたけど、本当かな。」

「実はみんな知らないだけなんじゃないか」

そう考えた彼は、山大のデキルをコーディネートする団体「YC.CAM」を立ち上げます。

※Y(山大)C(コーディネーター)CAM(できる意味のキャンとキャンパス)

他大学との交流やイベント企画を通して、山口大学をアピールしていきました。

そんな「チャレンジ」と「拡げる」という彼のマインドが、県外インターンシップへと彼を駆り立てていくことになります。

*長期実践型インターンシップへ

RISU、YC.CAMの代表、授業、バイト...。充実はしていましたが、同時にストレスもたまっていきます。彼は考えます。

「いろんなことをしてきたけど、結局のところ結果を出してきたのか?」                

「1つのことに集中して、そこに全力を注げるだろうか。」

就活準備の時期でもあった彼は、思い切って海外インターンを考えます。しかしお金の面で挫折し、就職支援室へ相談しにいきます。そこで紹介されたのは、『ホンキ系インターンシップフェア』(NPO法人G-net 主催)。複数の企業がきていましたが、彼の選ぶ基準は「自分に全力でぶつかってくる企業かどうか」。かっこよくておしゃれな企業ではなく、いかに泥臭く、こつこつとすべきことをしている企業かどうかで選んだ、と彼は言います。

彼はバイトを掛け持ちしてお金を貯め、岐阜・名古屋へ半年間の長期実践型インターンシップを決めます。そしていざインターンシップ。企画の立ち上げやカタログ作成、営業などを経験しました。

「実際にやってみて、自分の実力はまだまだと感じた。そして一番感じたのは、大学で学ぶことの大切さ、必要さだね」

大学では経営を専攻していた奥田さん。その学びが実践できたことの喜びと、まだ実力不足だという反省が自分を成長させたと、彼は語ります。

*日本の中の異文化を学んだ

これまで様々なチャレンジをしてきた奥田さん。ではこれから何にチャレンジしていきたいのでしょうか。

「まず山大で自分の経験を生かせるような機会をつくりたい。自分の経験をもとにどんどんチャレンジする学生が増えてくれたらうれしい」

「海外インターンは断念したけど、いつか海外に出て、日本という国について世界中の人と話を交わしてみたい。僕はこれまで、日本の中の異文化を学んだ。都会で働く人、田舎で働く人、社会人、子供...。同じ日本人だけど、価値観、考え方はそれぞれ違う。いろんな人との出会いが、自分を成長させてくれる」

まだまだいろんなことに「チャレンンジ」し、自分の「デキル」を増やしていきたい。日々挑戦する山口大学4年 奥田真也さん。今後の活躍に期待しましょう。

*お知らせ

最後に、奥田さんからお知らせです。

○国内長期実践型インターンシップ「経営革新プロジェクト」学内説明会

5月10日 14:30~15:30     

       16:10~17:10 

     山口大学共通教育棟 演習室3c     

                       

ぜひ、お越しください!!