はじめまして。YC.CAMの田中、新里、岡です。

皆さんは、先日、山口大学食堂前で、熊本地震の募金ボランティアをしていたのをご存知ですか? 今回は、そのボランティアのメンバーの一人を紹介します!

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名前:井上 篤嗣(いのうえ あつし)

学年:4年

所属:山口大学教育学部

フィリピン留学

井上さんは1年生の2月に山口大学からの支援を受け、フィリピンに1ヶ月間短期留学します。

そのフィリピン留学は同期の尊敬する人に影響を受けて決意したそうです。

そして、その人と同じ英語の先生の授業を受けました。

「先生の授業を受けて、世界観が変わった。」

今まで「世界観が変わる」ということの意味が分からなかったのが、留学を通して分かるようになったそうです。

入学当初、生物の教員を目指す

井上さんはもともと高校の生物の先生になりたかったので高校と中学の理科の教員免許を取ります。

そのときに、「もしも方向転換したときに将来の幅を広げるためにほかにも教員免許を取っておこう」と1年の時から考えていたそうです。

そのため理科の教員免許以外にも、技術と小学校の教員免許を取りました。

4つも免許を取るということは、その分それぞれの分野の授業があり、それを受けていたら、半期で取得できる単位数の上限を超えた34単位を取得し、3年までになんと合計180単位を取得しました。

その当時は教員免許を取ることだけを考えていたので単位数については気にしたことがなかったという井上さん。友達に言われて初めて180単位も取っていることを知ったそうです。今となってはそれが就活の時の武器になりました。

この180単位のなかでも、1番印象に残った授業が「山口と世界」だそうです。「山口と世界」は、山口の魅力を世界に向けてプレゼンする授業で、「自分から進んで授業外でも勉強したり、先生や社会人の方に聞いたりと、取り組む過程が面白かった」と言っていました。

写真があるから、今がある

高校生の頃から思い出を写真にして残すことにはまっていた井上さんは、大学で先輩から一眼レフを譲り受けます。

「一眼レフを持っていたら、いろんなチャンスがあった」

「『自分にしか撮れない写真』というものがある」

それからは、写真を撮ることで人に喜んで貰えることが楽しくなっていき、写真の構図などの勉強も始めたそうです。

上手な人の写真を見て勉強していた井上さんは、一番好きだった写真家を通して「ラブグラフ」(カップルの写真撮影をするサービス)を知ります。

カップルの写真を撮ることで相手に喜んでもらえることを嬉しく思った井上さんは、一歩踏み出すことを決意します。ラブグラフに自分の撮った写真を応募したのです。

結果は... なんと一発合格!ラブグラフの中四国地区の代表となったのです!

「あの時合格したから、今がある」と井上さんは語りました。

一歩踏み出したことが、井上さんの世界を変えたのです。

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P-1グランプリ優勝、仕事に対する見方が変わる

1年生の頃からアクティブな人たちと一緒にいることが多かった井上さんは、先輩からの影響でP-1グランプリ(学生によるプレゼン大会)を知り、「参加したい!」と思うようになりました。

そして今年の2月、仲間を集め、出場することを決意します。

井上さんたちは、「新しい就活の場」というテーマのもと、企業と学生の連携を強化する仕組みである『クロスcafe』という企画を、山口県の企業約30社もの前でプレゼンしました。

そして、多くの工夫を凝らした井上さんたちのプレゼンは、見事グランプリとベストインパクト賞の2つを受賞したのです!

P-1グランプリ優勝で初めて、周りの目に見える形で結果を残せた」

「周りの人から『成長したね』『変わったね』と言われるようになった」

これまで、行動しても、『周りの人の目に見える結果』が伴わなかったことも多かったそうですが、P-1グランプリ優勝によって、友人などからも認められるようになり、大きな喜びを感じたそうです。

「お互いに高め合い、仕事に熱中できる環境があるんだな」

「社会に出たら、こういう環境で仕事がしたい!」

そして、このP-1グランプリ出場を通して、仕事に熱中できる環境に魅力を感じることができたそうです。このことが、山口県内での就職を考えるきっかけとなったのです。

現在は、山口での就職が内定し、「山口を変えたい!」と言っていました。

多くのことに挑戦し、成果を出している井上さん。今後の活躍に期待です!