江戸時代、三田尻港(現在の防府市)は、下関と並ぶ長州藩の海の玄関口として大いに栄え、幕末維新の志士達もここ三田尻を重要拠点とします。三田尻と萩を繋ぐ道「萩往還」は、萩を拠点とする毛利氏によって江戸初期に整備され、今もなお当時の面影を残す美しい古道として人々に親しまれています。
日本三大天満宮の一つ、防府天満宮。多くの幕末維新の志士達が闊歩したことでしょう
2015年の大河ドラマ「花燃ゆ」で主役級を飾る楫取素彦(小田村伊之助)とその妻美和子は萩で生まれ育ちます。楫取素彦は、幕末は志士として活躍し、維新後、当時の足柄県参事や熊谷県権令などを務めます。2014年、世界遺産に登録された「富岡製糸場」は、楫取素彦の尽力により存続しています。
楫取夫妻はその晩年を防府で過ごしました。ここ防府には、楫取夫妻の旧宅跡地を示す石碑や墓所の他、幕末維新の志士達ゆかりの史跡が残されています。
楫取夫妻が晩年過ごした旧宅跡地と当時の様子を示した絵図
幕末維新の志士達ゆかりの地 ~英雲荘(三田尻御茶屋)~
幕末維新の志士達ゆかりの地 ~三田尻御船蔵跡~