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News & Topics
2022/6/23
学部6年生の発表した学術論文が国際学術雑誌に掲載されました
本学部6年生の高橋翔さんが筆頭著者として2022年6月10日に発表した論文が、学術雑誌“Experimental Cell Research”に掲載されることになりました。
論文名は「Nuclear-targeted 4E-BP1 is dephosphorylated, induces nuclear translocation of eIF4E, and alters mRNA※ translation(核に局在させた4E-BP1は脱リン酸化され、eIF4Eの核移行を誘導し、mRNA翻訳を変化させる)」です。
eukaryotic translation initiation factor 4E (eIF4E)と、その制御因子であるeIF4E binding protein 1 (4E-BP1)はmRNAの翻訳開始を制御する重要な因子です。これらの因子は核内にも局在することが報告されていましたが、その生物学的意義については十分に分かっていませんでした。この研究で、それらの核内局在を人為的に誘導した結果、4E-BP1のリン酸化、mRNA翻訳、細胞周期などが影響を受けることが明らかになりました。
高橋さんは、「日々の実験やディスカッションの積み重ねが国際誌への論文掲載という形になり、微力ながら知識の拡大に貢献できたことを大変嬉しく思います。ご指導いただいた岩田先生、渋谷先生をはじめ、研究室の皆様に感謝いたします」と述べています。
※mRNA(messenger RNA)・・・DNA配列として保持されている遺伝情報が、アミノ酸配列(タンパク質)へと翻訳される際に、DNA配列のコピーとして一時的に生成され、翻訳を媒介する物質。