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生体機能学講座
発生学・実験動物学研究室
<ほ乳類のサイズセンシングメカニズム>
教 員
教 授 加納 聖
助 教(特命) 藤野 郁
研究室紹介
2024年4月から新たな体制となりました。発生学は動物の体がどのような仕組みで精密に組み立てられていくか研究する学問です。本研究室では特に、動物のサイズ制御機構の分子メカニズム解明とその応用を目指して研究を行っています。動物には固有のサイズがありますが、どのような仕組みで維持されているのでしょうか?同じ種の中でもイヌのようにグレートデンからチワワなど、多様なサイズを持つ種も存在しますがどのようなメカニズムで体のサイズは決定されているのでしょうか?
動物のサイズ制御機構の解明は、動物の形作りの基本を理解する上で重要な課題であり、医学・獣医学研究などの応用生物学領域、疾患や遺伝病の解明において重要な課題です。
得られた知見を家畜・コンパニオンアニマルの改良などに応用することも視野に入れており、生物のサイズ制御機構の解明は幅広い分野に対して学術的な貢献ができる可能性を秘めています。
また、本学の先端実験動物学施設の運営にも携わり、実験動物を用いた本学の研究活動を推進します。
研究テーマ
世の中全てのものはサイズがあります。
これらのサイズはどのように決まったのでしょうか?
またそのサイズは適正なのでしょうか?
われわれほ乳類は固有のサイズがあります。
- サイズはどのような仕組みで維持されているのでしょうか?
サイズを探知する仕組みが存在し、サイズをある一定の範囲に収めていると考えられます。
- 動物個体のサイズは自由に操作できるのでしょうか?
ほ乳動物倍数体に関する研究、アフリカチビネズミを用いたボディサイズに関する研究、変異マウスを用いたボディサイズに関する研究などを通して、上記の研究を進めています。