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共同獣医学部
ナショナルバイオリソースプロジェクト ゾウリムシ
教 員
教授 度会 雅久(課題管理者、NBRPゾウリムシ研究室)
助教 橘 理人(課題管理参加者、NBRPゾウリムシ研究室)
※大学研究推進機構 所属
研究室紹介
ゾウリムシは真核細胞のモデル材料として様々な研究に使用されてきました。山口大学は「ゾウリムシリソースの収集・保存・提供」の課題で、日本医療研究開発機構 (AMED)のナショナルバイオリソースプロジェクト (NBRP)の中核的拠点整備プログラムに2012年に採択されました(代表機関課題管理者 度会雅久)。NBRP は、ライフサイエンスの研究に広く用いられる実験材料としてのバイオリソースのうち、国が特に重要と認めたものについて、体系的な収集、保存、提供体制を整備し、国内外のユーザーの希望に応じた株を提供することを目的とした国家事業です。NBRPゾウリムシはゾウリムシ属の多様な種を保存し、シンジェン (syngen)、接合型、採集地、採集年(交雑年)、特徴などの情報と共に株を提供しています。ゲノムの解読やトランスクリプトーム解析に使用された株、研究室で交配して作製した株、突然変異株、細胞内共生微生物を維持している株の提供にもご相談に応じます。この事業によって国際的に重要なリソース拠点を形成するとともに、これまでゾウリムシを利用した経験がない研究者には技術の公開講習会も実施しています。NBRPゾウリムシの保存種(24種)と保存株数(約900株)は世界最大規模です。この事業は、ゾウリムシ属の種の保存の機能も担っています。
研究テーマ
- シンジェンと接合型の標準株の作成
- 若い子孫株の作成
- 凍結保存法の開発
- 生殖核移植技術を用いた系統保存法の開発
- 細胞内寄生と細胞内共生成立機構に関する研究