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山口大学共同獣医学部

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ベルちゃんたちのおうち株式会社において「臨床実習協定農場」銘板贈呈式を行いました

 令和5年8月23日(水),山口大学共同獣医学部は,ベルちゃんたちのおうち株式会社(下関市菊川町)において,「臨床実習協定農場」銘板贈呈式を行いました。

 ベルちゃんたちのおうち株式会社は,令和4年4月に設立され,畜産・酪農収益力強化整備事業等特別対策事業により全国的にも最先端の設備を備えた乳牛農場です。

 1台で60頭の乳牛に対し,個々の乳牛の食事量等を記憶させて自動で給餌する装置や,乳房炎を事前に感知するロボット搾乳機等により作業の効率化を図るとともに,悪臭や排水を出さずに糞尿から堆肥を発酵させる装置を導入し,環境にも配慮しています。

 現在99頭の乳牛が暮らしていますが,今後300頭まで増やす予定とのことです。

 この度山口大学共同獣医学部は,同社と産業動物の教育研究における連携協力に関する覚書を締結し,「臨床実習協定農場」に指定することにより,産業動物獣医療・予防管理をはじめとする獣医学教育において,共同獣医学部の学生が,実際に手を動かして参加する「Hands-On臨床実習」の実施が可能となりました。

 度会雅久学部長から,同社・中村 剛 代表取締役専務へ「山口大学共同獣医学部・臨床実習協定農場」の銘板が手渡され,互いに今後の連携協力が確認されました。


「臨床実習協定農場」の銘板を手に写真に納まる度会雅久学部長(中央左)と
ベルちゃんたちのおうち株式会社・中村 剛 代表取締役専務(中央右)
(左端は獣医繁殖学・髙木光博教授,右端は予防管理学・角川博哉教授)


<個々の乳牛の食事量を記憶し,1台で60頭の給餌ができる最先端の自動給餌装置>


<環境に配慮した堆肥発酵装置>


<牛舎内部(今後300頭を収容する予定)>


<カメラ目線のベルちゃんたち>


(写真をクリックすると拡大画像をご覧いただけます)