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News & Topics
共同獣医学部 「動物感染症総合実習A」を実施しました
令和6年8月25日から30日にかけて、本学のiCOVER(獣医学国際教育研究センター)を中心に、動物感染症総合実習Aが行われました。山口大学共同獣医学部4年生を中心とした学生が対象です。
本実習は、高病原性微生物の生態、病原機構、検出法および感染予防に関する診断・調査を推進するために必要な高度専門知識を習得することを目的として行うもので、バイオセーフティーレベル(BSL)-2およびBSL-3実験室において、病原微生物を用いた実践的な実習の他、狂犬病や炭疽発生時に対応可能な人材の育成を目的とした診断方法を学ぶ実践実習、高度感染症実習室(BSL3対応)、総合病性鑑定施設(iPADL)を用いた実習などを行いました。本実習では、期間中に複数回防護服を着脱する機会を設けている他、微生物を安全に取り扱う上で必須である安全キャビネット操作を全ての学生がマスターできるよう指導するなど、学生が高病原性微生物の取扱い方法、診断法を総合的に学ぶことができます。新型コロナウイルス感染症の流行により、動物由来感染症の制御に関わる獣医師の役割が再認識されていますが、本実習により病原体の取り扱い技術を持ち、卒業後には即戦力として地域に貢献できる人材を育成していきたいと考えています。
また、本年度はナイロビ大学(ケニア)からの留学生4名、中興大学(台湾)から留学生2名、全北大学(韓国)からの留学生2名、カセサート大学(タイ)からの留学生2名も参加しました。実習は日本語と英語の二か国語で実施し、ほとんどの実習は日本人と外国人の混合班で行われました。初日は緊張していた日本人学生も、最終日には英語で積極的に話しかけるなど、コミュニケーション能力の向上には目を見張るものがありました。このような経験は、学生の視野を広げる良い機会になるのではと期待しています。
なお、本実習では動画学習を積極的に取り入れることで、効率的な知識習得に努めています。
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