共通教育におけるSTEAM教育

「導入・実施の方針」の3つの構成要素に対応付ける。

(a) 方法論

一般教養系列科目

「S」「T」「E」「A」「M」の全てを含む、人文教養、社会教養、自然教養、学際的教養の科目群からなっており、これらの科目を全て学習することが『俯瞰(メタ)的思考』の礎となる。また、一般教養系列科目の中には『デザイン』を身につけるための科目も含まれる。

山口と世界

人社系学部(人文、教育、経済、国際総合)と理工系学部(理、医、工、農、共同獣医)の学生を混合し、文系理系や学問分野の枠を超えたグループワークにより『俯瞰(メタ)的思考』を体感する。

表2 一般教養系列科目の個別分野への対応付け

(b) 個別分野

各学問分野で扱われている題材を「科学・技術」「人間・文化」「社会・環境」の三種類に分け、表2のように各授業科目を対応させる。

(c) 数学的思考力

基礎セミナーで扱う。論理的思考(ロジカルシンキング)と批判的思考(クリティカルシンキング)の講義ビデオを用意する。

全9学部の学生が共通の基礎を身につけることにより、「山口と世界」で行われるグループワークを通じた『俯瞰(メタ)的思考』の体感が可能となる。