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009 メールよりも、やっぱり電話!?
          キャリアセンターコラム

009 メールよりも、やっぱり電話!?

ファクスを初めて見たのは、新入社員のとき。近所のグループ会社にあったので、そこに行って送るという仕事でした。教えてもらいながら操作をして、送信完了したあと相手先に「いま送りました! 届いてますか?」って、電話したのを覚えています。昭和の時代の話です。

「内定辞退の連絡は、メールでいいですか?」

学生からの質問に、「う~ん、電話した方がいいと思うよ」と、私。ちょっと不満そうな顔をする学生に、「メールがいきなりくると、通告されてるような印象を持つし、そもそも、先方はいつ見るかがわからない。届かないことだって、ないわけではないからね」と、私の説明は、続きます。そう言えば、送信ボタンを押したらすぐに「いまメール送りました」って、電話してたっけ。これは、平成の時代の話。

就職活動でも、ビジネスでも、電子メールの活用が一般的になってきました。メッセージツールを使うこともままあります。伝達するのには便利なツール。私もよく使っていますが、一方で、電話もよく使います。とくにややこしい案件や、気持ちを伝えたいとき。そして、確実に伝えたいとき。同時双方向は、その時点で意思を確認できるので、いいですね。

予定していた人が面接に来ない。インターンシップで来るはずの人が来ない。就職支援室には、ときどきこのような電話がかかってきます。苦情というよりは、心配しています。倒れてなければいいけど。事故に遭遇してなきゃいいけど。来るはずの人が来ないと、心配します。あとで聞いてみると、本人曰く「辞退のメールを送りました」。だけど、伝わっていなかった。ということが、頻繁にあるわけではないけれど、過去に数件あります。

すぐ伝えないといけない用件。確実に伝えないといけない用件。お詫びの気持ちを伝えたい用件。など、電話がいいことはあります。担当者の方に確実に伝えること。辞退であれば、お詫びと感謝の気持ちを添えて、事実を伝えること。令和の時代になっても、ここは変わっていないと思います。

 

 

就職支援室には、FAXあります。

就職支援室コラム 2023.9.7 平尾元彦