017 面接官が困ってしまった学生の話
2023.11.16
学内業界・企業研究会、初日の特別企画「ベテラン人事が語る、採用担当者のホンネの話」で飛び出した話をひとつ。面接の場で、この学生には困ったな、という経験ありますか? との質問に、
「まるごしですかね。」
マルゴシ・・・ですか? 丸腰とは、デジタル大辞泉によると、武士などが・・・(各自お調べてださい)。要するに、武器を持たないこと、対策をしていないこと。丸腰で面接にのぞむ学生には、困った。しかも最近、増えたような気がする。こんな話でした。面接の場で「素の自分を見てほしいんです」と言う。だったら見てあげようじゃないかと質問する。だけど話が整理されていない。論理的でもない。何を言っているのかわからない(><)。面接官の困った話でした。
皆さんが大学を受験したとき、何の勉強もせずに受けることはなかったはず。おそらく一生懸命に勉強した。共通テストだけではなく、二次試験も勉強した。小論文や面接試験が課された方は、過去問にあたって対策をしたのではないかと思うのです。就職活動は大学受験と同じではないけれど、いきなり本番はないでしょう。自分の考えをまとめたり、会社のことを調べたり、準備はやはり必要です。
採用試験には、ちゃんと準備をして、全力で挑む。時間を割いてホンキで面接をしていただく会社の方への礼儀であり、マナーなのだろうと思います。3年生・M1の皆さんにとって本番の面接はまだまだ先の話。だからこそ、いまからじっくり準備しましょう。面接って、試験ですか? こんな質問がありそうです。面接は、採用するか、インターンシップに呼ぶかを決める判断材料を得る手法のひとつ。試験ですよ。
● 就職活動応援ブースで練習できます。
プラットフォーム対話会の会場で、企業の方からエントリーシートアドバイスを受けることができます。模擬面接もできます。その会社の採用とは関係なく、山大生を応援してくれます。
http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~hirao/oshirase/ouen202311.pdf
● 就職アドバイザーによる面接練習会をやってます。
面接練習を通じて自己理解を深める。本番さながらやってみる。失敗してもいいのです、練習だから。
http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~hirao/oshirase/men202310.pdf
就職支援室コラム 2023.11.16 平尾元彦