014 100社まわれば、いいことある(かも)。
2023.10.30
100社と出会おう。会えたらすごいよね!
をキャッチフレーズに、今年もやります“チャレンジ100”。11月から2月にかけて開催する学内業界・企業研究会を活用した学びのイベントです。出会って、話して、記録する。専用の記録票に日付と社名と一言感想を記載します。どんどんたまっていって、なかなかの達成感。記録することで、自分は何がいいのか、どこに魅力を感じるのか、わかります。たくさんの会社が来てくれる山口大学だからこその学びのイベント。ご活用ください。
もう10年ほどやっています。100社なんて、無理。と思いながらもやりはじめたら、初年度お二人が達成しました。達成者がいない年もあるけれど、おおむね1~2名が100社に到達します。100社となると、知らない会社にも行くことになります。「視野が広がりました」「質問することに抵抗がなくなりました」など、ちょっと成長した自分を誇らしく思う達成者たち。頑張ったよね、この経験を人生に活かしてね。とエールを贈っています。
「数学が好きで一生懸命に学んでいるけれど、就活で評価されるかわからない。不安です」と語ってくれた理学部の学生の話。「じゃあ聞いてみたら」と、私。その学生、せっせせっせと聞いてまわった。会社の方は口々に「仕事で数学は重要。なぜならば・・・」との話をしてくれたそうなのです。「自信がつきました!」と笑顔で話してくれました。学内業界・企業研究会は、ほぼ毎日、なにかをやっています。行けるときに行って、話を聞いて質問した。志望しているわけでもなく、興味があるかどうかもわからないけど、100社を目標に聞いてまわった。「学内の研究会は、気軽に参加できるのがいいですね!」とこんな話もしてくれました。
大手食品メーカーを目指して、けっこういい線まで進んだ文系学生の話。残念ながら、全滅。でも、チャレンジ100で志望業界以外もまわったからこそ見えてきた自分の軸があった。それは、ニッチトップ。「優れた技術をもって世界に通用する会社が好きなんです。」と自分の価値観がわかったのは、いろいろまわったから。就職活動すべてが思いどおりに行くとは限りません。最初に思ったことがよい選択かどうかもわかりません。選択の候補をもつ。この学生にとっては、100社まわること。したがって、いろいろな業界・企業を就職活動の前に見ることで、もうひとつの軸を見出すことができたようでした。
100社に到達できなくても、ペナルティはありません。自分のための学びです。何社でもいいのです。でも、目標があると意欲も高まります。一言であっても振り返ることで、自分を発見できます。きっと、就職活動にも役立ちます。数が大切なわけではないけれど、目標を持つことは重要です。成長する自分を、楽しんでください。
その昔、首にスタンプカードをかけて朝のラジオ体操に出かけました。スタンプを押してもらうのが楽しみだった。だから眠い目をこすりながら毎朝毎朝出かけて行った。昭和の時代の私の話です。このチャレンジ100は、そんな経験を思い出しながらつくりました。
● チャレンジ100 エントリー受付中です。就職支援室に提出してください。専用の記録票をお渡しします。あとは、自分のペースでまわってください。50社達成・75社達成で、協賛企業からのプレゼントあります。100社達成したら認定証と記念品が贈呈されます。
http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~hirao/oshirase/callenge2023.pdf
写真)チャレンジ100記録表と記念品
就職支援室コラム 2023.10.30 平尾元彦